イギリスを代表する世界的クラリネット奏者、マイケル・コリンズ。2015年には大英帝国五等勲爵士を受章し、クラリネット界のレジェンドとも称えられる彼が、8月にヤマハホール・コンサート・シリーズに再登場する。
　フィルハーモニア管弦楽団の首席奏者を長年務めあげ、ソリストとして世界中の著名音楽家と共演を重ねてきたコリンズは、近年は指揮者としても活躍中。多彩な活動で多忙を極めるなか来日し、モーツァルトの「ケーゲルシュタット」トリオ、ブラームスの五重奏曲など、まさしく珠玉と言うべきクラリネットの名室内楽作品の神髄を聴かせてくれる。ヤマハ・クラリネットを使用しているコリンズの至芸を、333席のヤマハホールで体験できるのだ。
　「ケーゲルシュタット」でクラリネットと同等の役割を果たすヴィオラを、読響ソロ首席奏者の鈴木康浩が受け持つのもうれしい。他の共演者も、バッハ国際コンクール第1位にヴィエニャフスキ国際コンクール第2位受賞など期待のヴァイオリニスト岡本誠司、神奈川フィル第2ヴァイオリン首席奏者の直江智沙子、ウェールズ弦楽四重奏団メンバーと読響首席チェロ奏者を務める富岡廉太郎、そして世界的名手からの信頼厚い名ピアニスト村田千佳と、すばらしい顔ぶれがそろう。彼らとコリンズが作りあげる“室内楽の愉悦”を堪能するひととき。
　さらに、特別ゲストとして、ヨーロッパの名家ロスチャイルド家の直系のソプラノ歌手で、世界中で活動するシャーロット・ド・ロスチャイルドも登場することになった。彼女はコリンズと親交が深く、昨年の東京・春・音楽祭でも共演しており、今回も日本とR.シュトラウスの歌で公演に華を添えてくれる。

■珠玉のリサイタル＆室内楽
マイケル・コリンズ 天才クラリネット奏者が贈る室内楽の愉悦
2018.8/25（土）14：00　ヤマハホール

●出演：
マイケル・コリンズ（クラリネット）
岡本誠司／直江智沙子（バイオリン）
鈴木康浩（ビオラ）
富岡廉太郎（チェロ）
村田千佳（ピアノ）　
シャーロット・ド・ロスチャイルド（ソプラノ）

●演奏曲目：
D.ロヴレーリョ／ヴェルディの歌劇「椿姫」の主題による協奏的幻想曲 Op.45
W.A.モーツァルト／ピアノ、クラリネットとビオラのための三重奏曲 変ホ長調 「ケーゲルシュタット」 Op.14, K.498

中田喜直／夏の思い出
山田耕筰／からたちの花　
　　　　／赤とんぼ
中田喜直／たあんきぽーんき

F.シューベルト／歌劇「謀反人たち（家庭戦争）」D.787 より 第2場 ヘレンのロマンス
R.シュトラウス／4つの歌 Op.27 より あすの朝
J.ブラームス／クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115　

※都合により出演者、曲目が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

●料金
全席指定：5,000円

●申込み方法：チケットぴあ
・TEL 0570-02-9999 ※座席選択不可　　
・ Pコード：113-722　※発売日11：00より座席選択可能