「リコーダーの女王」と称えられる、デンマークのリコーダー奏者ミカラ・ペトリ。難曲も楽々と吹きこなす卓越した技巧はもとより、聴く人の心の奥深くまで届いていくような澄み切った音色と清新な表現で、世界中の聴衆の心をつかみ続けている。また、ペトリは現代作品演奏にも積極的で、捧げられた作品も多い。長きにわたる活躍で楽器の表現の幅も広げている、無二の存在である。
　そして、ペトリの演奏を支えながら新たな魅力をも引き出すのは、チェンバロとヒストリカル・ハープ、2種類の古楽器を操る希有な奏者として知られる西山まりえ。ペトリとは共演経験も重ねて、相性の良さは証明済み。今回はヤマハホールでの共演が実現するということで、注目を集めている。
　今回の曲目は、ヴィヴァルディのソナタ集「忠実な羊飼い」の2曲を軸に、コレッリ、テレマン、ヘンデルといったバロック作品から、ハンニバル「夢」といったメロディゆたかな現代の佳品まで、多彩そのもの。木の響き豊かなヤマハホールで、リコーダー、チェンバロ、そしてヒストリカル・ハープの典雅な音に包まれる、気持ちの良い午後のひとときとなる。

■ミカラ・ペトリ＆西山まりえ デュオ・リサイタル
～リコーダー、チェンバロ＆バロック・ハープで巡る時の旅、名曲の数々～
2017年11月18日（土）14：00　ヤマハホール

●申込み方法：チケットぴあ
・TEL 0570-02-9999 ※座席選択不可
・Pコード：335-124 ※発売日11：00より座席選択可能