10月14日(金)、ヤマハホールでシューベルトを中心とした作品でリサイタルを行う新進気鋭の若手ピアニスト・北村朋幹からリサイタルに際しメッセージが寄せられました。
音楽の中心地ウィーンに住み続けながら、違う世界への憧れを常に心に抱き続けていたシューベルト。故郷に想いを馳せながら、西欧音楽に言葉を託した作曲家、ヤナーチェク、ショパン、クルターグ、バルトーク。
人種や文化というものに纏わる悲惨な話が毎日のように聞こえ、やりきれないような想いになるこの頃ですが、ある種の素晴らしい音楽というのは、どこかにあるはずの理想郷を探す、究極的には同じ目的地に向かうさすらいの旅のようなものなのかもしれません。
聴衆としては何度か伺ったことのあるヤマハホールですが、演奏をさせていただくのは初めてのことです。今回のプログラムに不可欠であろう、インティメートな空間を作ることが出来そうな、素敵な会場で弾かせていただく事をとても楽しみにしております。
〜北村朋幹
北村朋幹ピアノ・リサイタル
2016年10月14日(金)19:00 ヤマハホール
●出演:
北村朋幹(ピアノ)
●曲目:
L.ヤナーチェク/ピアノ・ソナタ 変ホ短調 「1905年10月1日、街頭にて」
F.シューベルト/楽興の時 Op.94 D780
F.ショパン/4つのマズルカ Op.33
G.クルターグ/ピアノのための遊びより
B.バルトーク/舞踏組曲 Sz.77
●料金
全席指定4,000円
●チケット申込み方:チケットぴあ
・TEL 0570-02-9999
・Pコード:299-187