小宮正安の「3分でわかるロッシーニ講座」その5

 一流の音楽家たちの演奏を楽しみつつ、作曲家や作品とその背景、歴史などを関連づけて体験できる、東京春祭ならではの“楽しみながら学べる”名物公演「東京春祭マラソン・コンサート」。
2018年のテーマは、今年アニバーサリーを迎えたロッシーニ。
 ヨーロッパ文化史研究家の小宮正安が「3分間!」でわかるロッシーニ講座を開講!
 
 第5弾は、「食えない男の痛快人生」。オペラ作曲家として40年近くに渡る「隠退生活」を送る中で、ロッシーニは稀代の美食家として名を馳せ、牛肉のフィレステーキをフォアグラやトリュフとともに味わう「ロッシーニ風トゥルネード」をはじめ、グルメ料理の考案者ともなっていきますが、グルメや陽気さといった物差しだけでははかりきれない「食えない男」ロッシーニについて考察します。

東京春祭マラソン・コンサート vol.8
ロッシーニとその時代(没後150年記念)
〜混乱の世を生き抜く知恵と音楽

2018.3/25 (日)[各回約60分]
東京文化会館 小ホール

企画構成・お話:小宮正安(ヨーロッパ文化史研究家/横浜国立大学大学院 都市イノベーション学府 教授)

【第Ⅴ部】19:00開演(18:45開場)
食えない男の痛快人生
37歳で実質的にオペラの筆を折ったロッシーニ。その後、40年近くに及ぶ「隠退」生活の中で生み出された作品に浮かび上がる、彼一流の世界観。

●出演
ソプラノ:天羽明惠、馬原裕子
テノール:小堀勇介
合唱:二期会合唱団
 ソプラノ:青木雪子、盛田麻央
 アルト:喜田美紀、実川裕紀
 テノール:高柳 圭
 バス:押見春喜、髙田智士
ピアノ:岡田 将、朴 令鈴
ピアノ・デュオ・タカハシ | レーマン
ハルモニウム:大木麻理

左:ピアノ・デュオ・タカハシ | レーマン 右:大木麻理


●曲目
ロッシーニ(チェルニー編):《スターバト・マーテル》 より 「アーメン」
タドリーニ:《3つのアリエッタ》 より 「旅路の再会」
マイヤベーヤ:歌劇《ユグノー教徒》 より 「美しき地よ」
ピアーソル、ヴァイセ(、ロッシーニ):猫の二重唱
ロッシーニ:
 踊り
 楽しい汽車の小旅行(滑稽描写)
 《小荘厳ミサ曲》 より 「クム・サンクト・スピリトゥ」
 《小荘厳ミサ曲》 より 「アニュス・デイ」

●料金

席種 全席指定
1日券
(5公演通し券)
第Ⅰ部
(各回券)
第Ⅱ部
(各回券)
第Ⅲ部
(各回券)
第Ⅳ部
(各回券)
第Ⅴ部
(各回券)
料金 ¥7,700 ¥2,100