「東博でバッハ」が熱い!

博物館や美術館を会場にした「ミュージアム・コンサート」として例年好評の「東博でバッハ」。

第一線のアーティストの名演を間近で感じられるとあって、毎年チケットは早々に完売、すでに公演が行われたvol.17 福田進一(ギター)、本日開催のvol.18 三浦文彰(ヴァイオリン)は残念ながら当日券の発売はないが、これから予定されている公演も聞き逃せないものばかり。

vol.19 山崎伸子(チェロ)& 小林道夫(チェンバロ)は、日本を代表するチェリストで国際的にも活躍する山崎と、バッハ演奏では定評ある小林がヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタを披露する。

vol.20 川崎洋介(ヴァイオリン) は、カナダのオタワ・ナショナル・アーツ・センター管弦楽団のコンサートマスターを務め、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、アフィ二ス夏の音楽祭等で後進の指導にもあたる川崎が無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータのほか、無伴奏フルートのためのパルティータ をヴァイオリンで演奏するのも話題となっている。

vol.21 ウェン=シン・ヤン(チェロ)は、ダーヴィド・ゲリンガスに師事。24歳にして、バイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者を務めたほか、1991年ジュネーブ国際音楽コンクールで優勝後、世界的な指揮者と共演しているが、今回はバッハの作品と現代ドイツを代表する作曲家アリベルト・ライマン作品を並べて演奏するという意欲的なもの。

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なぜバッハは「音楽の父」なのか 文・小味渕彦之(音楽学、音楽評論)

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