東京都美術館では4月1日まで、『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜』を開催している。16、17世紀のヨーロッパにおいて、影響力を持った画家一族のひとつである「ブリューゲル一族」の全体像を見ることのできる貴重な展覧会だ。
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16世紀のフランドル(現ベルギーに相当する地域)を代表する巨匠、ピーテル・ブリューゲル1世(1525/30-1569)。幻想的な世界を描いたヒエロニムス・ボスに影響を受け、版画の下絵作家として頭角を現し、後に油彩画を制作。聖書の世界や農民の生活、風景などを描いて人気を博したが、現存する油彩画はわずか40余点といわれる。
その才能は、彼の作品の忠実な模倣作(コピー)を手掛けた長男のピーテル2世(1564-1637/38)、植物や静物を積極的に描き「花のブリューゲル」とも呼ばれた次男のヤン1世(1568-1625)、その子孫たちへと受け継がれ、ブリューゲル一族はおよそ150年にわたり優れた画家を輩出し続けました。
本展は、作品のジャンル別に「宗教と道徳」「自然へのまなざし」「冬の風景と城砦」「旅の風景と物語」「寓意と神話」「静物画の隆盛」「農民たちの踊り」の全7章で構成し、ピーテル・ブリューゲル1世からひ孫まで一族に連なる9人の画家の作品や、同世代のフランドルの画家たちが生み出した宗教画、風景画、寓意画、静物画など約100点を展示する。プライベート・コレクションのため、そのほとんどが日本初公開となる。
『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜』
会期:2018年1月23日(火)~4月1日(日)
会場:東京都美術館 企画棟 企画展示室
開室時間:9:30~17:30、金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
休室:月曜日
http://www.ntv.co.jp/brueghel/
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『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜』プレゼント係
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