隠れた作曲家や作品を再発見できる、同音楽祭屈指の名シリーズである「東京春祭ディスカヴァリー・シリーズ」。今回はジョルジェ・エネスク(1881〜1955)を特集する。ルーマニアが生んだ国民的音楽家であるエネスクは、20世紀の重要な巨匠ヴァイオリニストであり、ユニークな作品を残した名作曲家としても知られ、教育者としても幾人もの名奏者を育てた。偉人というべき存在ながら、その作品群を実演で聴く機会はまだ稀少であり、名手の演奏でまとめて体験できる本公演は、実に意義深い、注目公演となる。
これらを、日本の代表的ヴァイオリニストの小林美恵と、自身も作曲家にしてピアノの名手でもある寺嶋陸也という理想的なデュオで体験できることも嬉しい。伊東信宏によるガイドも加わり、ルーマニアの無二の巨匠の世界を堪能する休日となる。
■東京春祭ディスカヴァリー・シリーズ vol.5
エネスク――ルーマニアン・ラプソディ
~小林美恵(ヴァイオリン)&寺嶋陸也(ピアノ)
2018.3/21 (水・祝)15:00 上野学園 石橋メモリアルホール
●出演
ヴァイオリン:小林美恵
ピアノ:寺嶋陸也
お話:伊東信宏
●曲目
エネスク:
ルーマニア狂詩曲 第1番 イ長調 op.11-1
《幼い日の印象》 ニ長調 op.28
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調 op.25
●料金
S席 ¥3,600 A席 ¥2,100 U-25※ ¥1,500
一般発売:2018年2月18日(日)10:00
※ U-25チケットは、2018年3月9日(金)12:00発売開始(公式サイトのみでの取扱い)