昼下がりのアルゼンチン・タンゴ 〜タンゴ史に輝く古今の名曲を集めて

 4月の中旬、心地よい陽気の昼下がり、上野でアルゼンチン・タンゴはいかが?
 東京春祭はクラシック音楽以外の音楽にも目を配っていて、なかでもタンゴは定番にもなっている。本格的な編成によるアルゼンチン・タンゴを、東京文化会館の小ホールという理想的な音響空間で楽しめることでも評判だ。
 今回の演奏は、音楽大学在学中の奏者も含む若手中心のユニット、メンターオ・キンテート。アルゼンチンではタンゴの神様と言われるオスバルド・プグリエーセのスタイルを継承するという本格派。ユニット名は、バンドネオン奏者でコロールタンゴのマエストロと称えられるロベルト・アルバレスによる命名で、本場の巨匠にも認められたタンゴバンドである。バンドネオンとピアノ、弦によるアコースティック楽器に、ボーカルとダンスも入る編成で、タイトル通りの「タンゴ史に輝く古今の名曲を集めて」の公演。情熱と哀愁を味わう午後の90分。

左上より:池田達則/松永裕平/専光秀紀
左下より:宮越建政/大熊 慧/KaZZma C)J.Nakashima

昼下がりのアルゼンチン・タンゴ
〜タンゴ史に輝く古今の名曲を集めて

2018.4.12(木) 14:00 東京文化会館 小ホール

●出演
メンターオ・キンテート
 バンドネオン:池田達則
 ピアノ:松永裕平
 バイオリン:専光秀紀、宮越建政
 コントラバス:大熊 慧
ボーカル:KaZZma *
ダンス:ルシア&アレハンドロ **

●曲目
プグリエーセ:想い出
ピアナ: 赤いインク *
カステジャーノス:ナイフで一突き *
アルバレス:マイパ
ビジョルド:エル・チョクロ
マトス・ロドリゲス:ラ・クンパルシータ **
モーレス:愛せしが故に *
トロイロ: 冥福の祈り
フィルポ: 夜明け
ウエルゴ:別れ *
フレセド:わが命 **
ブリグニョーロ: 気取り屋
ルジェーロ:1900年のギターのひびき
フィルベルト:白いスカーフ *
ピアソラ:スム **
アルバレス:熱中しながら

●料金
全席指定 ¥4,100