3歳以上のこども(と保護者)が楽しめる約1時間のコンサート“東京春祭 for Kids”は、前回に続き、ピアノとおはなしによる音楽物語 《ぞうのババール》が上演される。20世紀フランスで活躍した作曲家プーランクが、友人である絵本作家ブリュノフの絵本に音楽を付けた作品で、小象のババールが成長していく様子がしゃれた音楽を伴って語られていく。
こどものための公演ながら、貴重なキャストがそろうことも東京春祭ならでは。語りをつとめるのは俳優の別所哲也。テレビや舞台でひっぱりだこの別所は、クラシック音楽の造詣も深い。この舞台でも、音楽への理解と愛情あるやさしい語りで、絵本の世界に誘ってくれるだろう。ピアノは昨年と同じく三浦友理枝。16年の新日鉄住金音楽賞〈フレッシュアーティスト賞〉受賞や、ラジオのパーソナリティー経験もある三浦は、ソリスト活動のほか、2009年には川久保賜紀(ヴァイオリン)、遠藤真理(チェロ)とピアノ・トリオを、15年にはソリスト達で構成される木管アンサンブル「東京六人組」を結成するなど、積極的なアンサンブル活動も展開。理想的な出演者によるプーランクのやさしい音楽に、こどもと共に包まれる。
■東京春祭 for Kids
音楽物語 《ぞうのババール》
〜こどものころのおはなし
2018.4/7(土)11:00 東京文化会館 小ホール
●出演
語り:別所哲也
ピアノ:三浦友理枝
●曲目
プーランク:音楽物語《ぞうのババール》
/他
●料金
全席自由
子ども(3歳以上高校生以下) ¥1,500
大人(保護者) ¥2,600
※ 2歳以下のお子様のご入場、ならびに大人の方のみでのご来場はご遠慮いただいております。