副島理沙 オーボエ・リサイタル

 副島理沙は1989年神戸市生まれのオーボエ奏者。フランスとドイツに学び、現在はローザンヌ高等音楽院で研鑽中。さらに、2013年よりユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団メンバー、15年ドイツ・リューベック歌劇場、16年からはスイス・チューリッヒ歌劇場にてオーケストラ・アカデミー生として在団中と、世界最先端の現場でも貴重な体験を重ねる気鋭の新人だ。15年には国際オーボエコンクール軽井沢にて入賞・奨励賞を受賞、その実力は広く注目されるところとなった。その副島が、東京春祭に登場してリサイタルを開催する。
 日本のトップ奏者たちとともに、バロックから現代までの多彩な時代と編成の7曲を披露。シューマン、プーランク、モーツァルトの名作を一度に聴けるばかりか、他もクープランからルトスワフスキまで幅広く、最後はドラティ作品で締めくくる。オーボエ作品の歴史をまとめて味わえる趣向ともなっているのだ。名奏者たちと名曲群がそろったステージでの、副島の瑞々しい才能のきらめきに期待したい。

上段左より:副島理沙、三上 亮 C)Masashige OGATA、鈴木康浩 C)読売日本交響楽団
下段左より:金子鈴太郎 C)Nobuo Mikawa、江口雅子、大塚直哉 C)Eiji Shinohara

副島理沙 オーボエ・リサイタル
~第11回 国際オーボエコンクール・軽井沢 奨励賞受賞記念

2018.4.1(日)15:00 上野学園 石橋メモリアルホール

●出演
オーボエ:副島理沙
ヴァイオリン:三上 亮
ヴィオラ:鈴木康浩
チェロ:金子鈴太郎
ピアノ:江口雅子
チェンバロ:大塚直哉

●曲目
クープラン:王宮のコンセール – コンセール第1番 ト長調
シューマン:3つのロマンス op.94
プーランク:オーボエ・ソナタ
クルクハート:葦の歌 op.28
モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
ルトスワフスキ:墓碑銘
ドラティ:協奏的二重奏曲

●料金
S席 ¥3,600 A席 ¥2,100 U-25※ ¥1,500
*U-25チケットは、2018年2月9日(金)12:00発売開始