「バベルの塔」展 プレ・コンサート vol.1 ソフィオ・アルモニコ(ルネサンス・フルート)

 東京都美術館で2017年4月18日(火)〜7月2日(日)に開催される『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展』に先がけ、ブリューゲルらが活躍した16世紀ネーデルラントという時代にちなみ、ルネサンス時代の音楽と楽器が再現されるコンサートが開かれる。その第1弾は、柔らかめの木で作られて、深く幽玄な響きが特徴のルネサンス・フルートがフィーチャーされる。
 我が国でも希少なルネサンス・フルートによるアンサンブル団体「ソフィオ・アルモニコ」は、ルネサンス時代のコンソート音楽をルネサンス・フルートで演奏するために、2008年に日本を代表するフラウト・トラヴェルソ奏者たちによって創設された。この時代を代表するジョスカン・デ・プレやスザートほかの作品を、名手たちが往時の音色で再現してくれる。フランドル派が欧州を席巻したルネサンス時代には、絵画にも多くの楽器が描かれており、それらの実際の響きを体験できるのである。


ミュージアム・コンサート
「バベルの塔」展 プレ・コンサート vol.1
ソフィオ・アルモニコ(ルネサンス・フルート)

2017.4.6[木]14:00 東京都美術館 講堂

■出演
ソフィオ・アルモニコ
 ディスカウント&テナー・ルネサンス・フルート:前田りり子
 テナー・ルネサンス・フルート:菊池かなえ、菅 きよみ
 バス・ルネサンス・フルート:国枝俊太郎
 ルネサンス・リュート:佐藤亜紀子
 パーカッション:近藤郁夫

■曲目
H.イザーク:うら若き娘
C.モレル:満足すべきか、耐えるべきか
T.クレクリヨン:断られるほどに
J.C.ノン・パパ:ジャカン・ジャケ
P.サンドラン(T.スザート編):甘い思い出
P.サンドラン(D.オルティス編):《甘い思い出》によるレセルカーダ 第2番
T.スザート:良いことは終わり
J.オブレヒト:タンデルナーケン
T.スザート:《ダンス集》より 「戦争~モーロ人」
P.ファレーズ:ブルゴーニュのブランル
T.スザート:《ダンス集》より 「ロンドV(君はどこですか)~ロンドVI~サルタレッロ」
ジョスカン・デ・プレ(T.スザート編):はかりしれぬ悲しさ 3声と5声
G.P.d.パレストリーナ[偽作?]:第1旋法と第6旋法によるリチェルカーレ
C.デ・ローレ(ボヴィチェッリ編):別れによって
J.バストン:縫い針
作者不詳:通りがかりの少女が
T.スザート:《ダンス集》 より 「アルマンド~ナーハタンツI&II~パッサメッツォ~ 1000ドゥカーテン金貨(パヴァーヌ、ガイヤルド、ロンドVIII)」

■料金:¥2,100(全席自由)