酒井 淳 チェロとヴィオラ・ダ・ガンバで魅せる、春の舞曲

左:酒井 淳 C)Sophia Albaric 右:福間 彩

 酒井淳は名古屋生まれのチェロ奏者・ガンバ奏者・指揮者。パリ国立高等音楽院を首席で卒業するが、在学中からチェロと並行してバロック・チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバも学び、ソリスト、室内楽奏者、古楽アンサンブルの通奏低音奏者として、世界の第一線の場で活躍してきた。近年は指揮者としても活動し、フランスのディジョンやリールのオペラ座、オペラ・コミック座でシャルパンティエやモーツァルトなどのオペラを上演し、成功を収めている。
 そんな多才にして経験豊富な酒井のリサイタルが東京春祭で開催される。しかも酒井は、ちょうどこの1月に「第15回〈齋藤秀雄メモリアル基金賞〉チェロ部門」を受賞したばかりで、当演奏会は「同賞受賞記念コンサート」と銘打たれた記念の公演でもある。この舞台で酒井はチェロとヴィオラ・ダ・ガンバの両方を奏で、J.S.バッハとF.クープラン作品の“新しさ”をひも解く。クープランでは気鋭のチェンバリスト福間彩との共演でフランスの粋をきかせ、バッハは無伴奏組曲でソリストとしての実力を知らしめる。

酒井 淳 チェロとヴィオラ・ダ・ガンバで魅せる、春の舞曲
〜齋藤秀雄メモリアル基金賞 受賞記念コンサート

2017.4.9[日]15:00 上野学園 石橋メモリアルホール

■出演
チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ:酒井 淳
チェンバロ:福間 彩

■曲目
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
F.クープラン:通奏低音をともなうヴィオール曲集:組曲 第1番 ホ短調
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
F.クープラン:通奏低音をともなうヴィオール曲集:組曲 第2番 イ長調

■料金
S席 ¥3,600 A席 ¥2,600 U-25※ ¥1,500
※ U-25チケットは、公式サイトのみでの取扱い