国立西洋美術館でこの時期に開催中の『シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才』（2017年2月28日（火）〜5月28日（日））を記念するコンサートの第1弾。
テオドール・シャセリオー（1819〜1856） は、フランス・ロマン主義を代表する画家のひとりと称されながら、早世だったこともあって評価が遅れ、まとまった作品展の開催は貴重。
そのシャセリオーが活躍した19世紀前半のパリ、ショパンやリストなどがサロンに通っていた当時さながらの体験ができるのが本公演。東京都交響楽団フルーティストの小池郁江と、2011年パリのリリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールで日本人初の優勝を飾った山宮るり子。すでに多くの共演機会で好演を披露してきたふたりによる息の合った共演と、国立西洋美術館主任研究員の陳岡めぐみのトークで、しばし往時のサロンの空気を味わいたい。
左：小池郁江 右：山宮るり子
■ミュージアム・コンサート
「シャセリオー展」記念コンサート vol.1
小池郁江（フルート）＆山宮るり子（ハープ）
2017.3.27[月] 11:00／14:00 国立西洋美術館 講堂
■出演
フルート：小池郁江
ハープ：山宮るり子
お話：陳岡めぐみ（国立西洋美術館主任研究員）
■曲目
ロッシーニ：アンダンテと変奏曲
ショパン（モイーズ編）：ショパンによる12の大技巧練習曲 より
ショパン：ロッシーニの歌劇《シンデレラ》の主題による変奏曲 ホ長調
サン＝サーンス：ロマンス 変二長調 op.37
リスト（ルニエ編）：夜鳴きうぐいす
ドップラー＆ザマラ：カジルダ幻想曲
■料金：¥2,900（全席自由）