ピアノ三重奏曲の代表的な名作たちを、練達の奏者たちの共演で聴く。室内楽の王道の醍醐味ともいえる体験ができるのが、この演奏会である。
演目はすべて同編成の有名作。「ジプシー・ロンド」の愛称を持つ、楽しく快活なハイドンの第25番、情熱と技巧にあふれながら緩徐楽章の切ない美しさが心に残る名品メンデルスゾーンの第1番、そして濃密な名場面に満ちた大作で同ジャンルを代表する傑作、チャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出に」。
この堂々たる名作プロをきかせてくれるのは日独の名手たち。NHK交響楽団で35年間にわたりコンサートマスターを務めたヴァイオリニスト、堀正文。彼の盟友であり、日本を代表するピアニスト、清水和音。そこに、難関ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝後、ベルリン・ドイツ交響楽団やルツェルン祝祭管弦楽団のソロ・チェリストを務め、世界的ソリストとしても活躍するイェンス=ペーター・マインツが加わり、盤石の体制が整った。名手たちの至芸を満喫したい。
■偉大な芸術家の思い出に
〜堀 正文、イェンス=ペーター・マインツ、清水和音
2017.3.30[木]19:00 東京文化会館 小ホール
■出演
ヴァイオリン:堀 正文
チェロ:イェンス=ペーター・マインツ
ピアノ:清水和音
■曲目
ハイドン:ピアノ三重奏曲 第25番 ト長調 Hob.XV:25 《ジプシー・ロンド》
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.49
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 op.50 《偉大な芸術家の思い出に》
■料金
S席 ¥5,700 A席 ¥4,100 U-25* ¥1,500
*U-25チケットは、2017年2月10日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)