東京春祭の恒例プログラムとして親しまれている「東京春祭マラソン・コンサート」のチケットが12/15(木)から一般発売される。
マラソン・コンサートは毎年様々なテーマを設定し、朝から夜まで様々な公演を楽しみながら、テーマについての理解を深めることができるコンサート。第7弾となる2017年は夏目漱石生誕150周年に寄せて、《ロマン派》をテーマとして取り上げる。夏目漱石をはじめとする19世紀の芸術家たちが体験したヨーロッパの世界、彼らが創作活動を通じて描きだした近代社会の光と影を、この時代の芸術潮流である「ロマン派」を通じて浮き彫りする試みだ。
案内は、企画構成を務める小宮正安(ヨーロッパ文化史研究家、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府教授)。
普段耳にする機会のない珍しい作品や編成など、バラエティに富んだプログラム・・・春の上野で音楽三昧の1日を!
【第Ⅰ部】11:00開演(10:45開場)
胎動の時代 ~革命とナポレオンと…
■出演
※ 出演者は決定次第、公式サイトその他で発表
■曲目
ベートーヴェン(チェルニー編):《エグモント》序曲(ピアノ版)
ゴセック:ガヴォット
ゴセック:タンブラン
リスト編:ラ・マルセイエーズ
パガニーニ:ナポレオン・ソナタ
ルイ・フェルディナント:ピアノ四重奏曲 ヘ短調 op.6 より 第3楽章
ケルビーニ:弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 より 第1楽章
【第Ⅱ部】13:00開演(12:45開場)
停滞の時代 ~ビーダーマイヤーの文化
■出演
※ 出演者は決定次第、公式サイトその他で発表
■曲目
ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》序曲 (ピアノ版)
チェルニー:《ワルツ集》より
クルフト:弦楽四重奏曲 第1番 より 第1楽章
F.X.モーツァルト:6つの物憂きポロネーズ op.17 より 第2番
シューベルト(ディアベリ編):どこへ?、魔王(ギター伴奏版)
シュポア:二重弦楽四重奏曲 第1番 二短調 より 第3楽章、第4楽章
【第Ⅲ部】15:00開演(14:45開場)
変革の時代 ~「1848年」という転換点(ターニングポイント)
■出演
※ 出演者は決定次第、公式サイトその他で発表
■曲目
ニコライ(ムニエル編):歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲(マンドリン、ギター、ピアノ版)
ショパン:12の練習曲 より 第12番 ハ短調 op.10-12《革命》
アルカン:練習曲《鉄道》 op.27
フェーリクス&ファニー・メンデルスゾーン:イタリア、故郷への想い、夕べの歌、魔女の歌(《12の歌》より)
J.シュトラウス:シュペルル・ギャロップ op.42
ベッヒャー:スケルツォ
/他
【第Ⅳ部】17:00開演(16:45開場)
繁栄の時代 ~成功するブルジョアたち
■出演
※ 出演者は決定次第、公式サイトその他で発表
■曲目
ヴェルディ(メルキオーリ編):歌劇《椿姫》前奏曲~第1幕冒頭~乾杯の歌
シューマン(ライネッケ編):交響曲 第3番《ライン》 op.97 より 第4楽章(ピアノ版)
ブルックナー:晩鐘
グノー:アヴェ・マリア
サンジュレー:サクソフォーン四重奏曲 第1番 op.53 より 第1楽章
オッフェンバック:喜歌劇《パリの生活》 より「ブラジル人のパリ讃歌」
スメタナ:交響詩《モルダウ》(連作交響詩《わが祖国》より)(ピアノ版)
【第Ⅴ部】19:00開演(18:45開場)
爛熟の時代 ~世紀の終わり・世紀の始まり
■出演
※ 出演者は決定次第、公式サイトならびにメールマガジン、SNS等でお知らせいたします。
■曲目
フンパーディンク:歌劇《ヘンゼルとグレーテル》 序曲 (ピアノ版)
ディットリッヒ:権兵衛が種まく、祭囃子(《日本のメロディ》 より)
ブラームス:クラリネット五重奏曲 より 第4楽章
J.シュトラウス2世:夢の形 第1番
/他
●料金
1日券(5公演通し券)¥7,700
第Ⅰ部〜第Ⅴ部(各回券) ¥2,100
東京・春・音楽祭 ―東京のオペラの森2017―
2017.3/16(木)〜4/16(日)
東京文化会館、上野学園 石橋メモリアルホール、国立科学博物館、東京国立博物館、東京都美術館、国立西洋美術館、上野の森美術館 他
問:東京・春・音楽祭チケットサービス03-3322-9966
※各公演の発売日などの詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
http://www.tokyo-harusai.com/