東京春祭「ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽」をハイレゾライブ配信

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は、4月9日(土)19時から行われる「ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽」の公演をライブストリーミングサービス「PrimeSeat」でDSD 5.6Mhz/2.8Mzのハイレゾでライブ配信する。

■「ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽」
4月9日(土)19:00〜21:30ごろ

●曲目の詳細:
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_3339.html
DSDライブ配信(音声のみ、DSD2.8MHz、DSD5.6MHz)
●視聴環境:http://primeseat.net/ja/howto/
●視聴URL:http://primeseat.net/ja/

 DSDライブ配信の聴取には、PC(Windows/Mac)と専用ソフトウェア「PrimeSeat」、および対応DAC(D/Aコンバーター)が必要。DACがない場合は、端末機器の再生能力に応じた音質に自動コンバートして再生される)
●推奨DAC
KORG DS-DAC-10
KORG DS-DAC-100
http://www.korg.com/jp/products/audio/ds_dac_100/
KORG DS-DAC-100m
KORG DS-DAC-10R
http://www.korg.com/jp/products/audio/ds_dac_10r/

 また、去る4月3日(日)に東京文化会館小ホールで開催された「東京春祭マラソン・コンサート vol.6 Variations(変奏)〜変容する音楽」では、ハイレゾによる音声ライブ配信だけでなく、映像による配信も行われた。
 WEBぶらあぼ編集部では、この配信の現場を取材した。

こちらがハイレゾ配信で使用する収録用マイクで、B&K(現DPA)の4006という無指向性のマイク。2つ設えられているが、1本は予備のもの。

このマイクを2本設置するが、このシステムは昨年5月、ベルリン・フィルのライブをハイレゾ配信した際に使用したものと同じ。

こちらは、そのベルリン・フィルのライブ配信の際、会場のフィルハーモニーに設置されたマイク。デジタル・コンサート・ホール(DCH)用のマイクと並んで、DSDストリーミング用のマイク(白円部)が設置された。

今回の春祭でのライブ配信の会場となる、東京文化会館小ホールでのマイク設置。ステージ上に設置されている。

収録した音をエンコードしインターネットに配信するための調整ルーム

こちらは、マラソン・コンサートでの映像配信システムの現場。

マラソン・コンサートでは映像配信も行われたが、こちらはその様子。

会場では、スマホやタブレットなどでの視聴が体験できるスペースも設置された。

■ライブストリーミングサービス「PrimeSeat」

■視聴用ソフトウエアPrimeSeatの画面

対応DACのひとつ、DS-DAC-10R

対応DACのひとつ、DS-DAC-10R

DACを使用した場合は、DSD 5.6Mhzでの受信が可能

DACがない場合、PC環境に応じてサンプリング周波数がコンバートされる

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