紀尾井シンフォニエッタ東京が春祭に初登場!

 紀尾井ホールを本拠に、国内外の第一線で活躍する奏者たちによって結成され、昨年には20周年の節目を迎えた「紀尾井シンフォニエッタ東京(KST)」が、《東京・春・音楽祭》に初お目見えする。
 指揮には、鮮烈な個性を持つ鍵盤楽器奏者として知られ、今や新時代を迎えた欧州古楽界をリードする存在となった、イギリス出身のリチャード・エガー。阿部早希子(ソプラノ)、藤木大地(カウンターテナー)という“旬”のソリストを迎えて、《リナルド》から「私を泣かせてください」や《セルセ》から「オン・ブラ・マイ・フ」をはじめ、ヘンデルのオペラ・アリアの聴かせどころに、パーセルのオペラ《妖精の女王》から「ソプラノと管弦楽のための大組曲」、エガー編によるヘンデルの組曲《水上の音楽》など、管弦楽の佳品を交えて披露する。
 幅広いレパートリーをこなすKSTにあって、手掛ける機会が少なかったバロック・プログラムへの挑戦。その“新境地”も大いに楽しみだ。

■紀尾井シンフォニエッタ東京の“パーセル”と“ヘンデル”
〜新時代の古楽リーダー、リチャード・エガーを迎えて
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_3123.html
2016.4.1 [金] 19:00 上野学園 石橋メモリアルホール
■出演
指揮:リチャード・エガー
管弦楽:紀尾井シンフォニエッタ東京
ソプラノ:阿部早希子
カウンターテナー:藤木大地

■曲目
ヘンデル:オラトリオ《ソロモン》 HWV67 より 「シバの女王の入城」
パーセル:歌劇《妖精の女王》 より「ソプラノと管弦楽のための大組曲」
ヘンデル(エガー編):組曲 《水上の音楽》
ヘンデル:
 歌劇《リナルド》HWV7 より 「私を泣かせてください」
 歌劇《ジュリアス・シーザー》HWV17 より「海の嵐で難破した小舟は」
 歌劇《セルセ》HWV40 より 「オンブラ・マイ・フ」(なつかしい木陰よ)
 歌劇《リナルド》HWV7 より 「風よ、旋風よ」
 歌劇《リナルド》HWV7 より 「あなたの面差しは優美に溢れ」