マレク・ヤノフスキ(指揮)〜東京春祭ワーグナー・シリーズ『ニーベルングの指環』に寄せて

(c)Felix Broede

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東京・春・音楽祭において、2014年春からワーグナーの『ニーベルングの指環』4作品を演奏会形式で上演するというアイディアが生まれたことを非常に嬉しく思っています。 私はすでに幾度も舞台作品としてのニーベルング指環のをオーケストラ・ピットで指揮してきましたが、同じく幾度も演奏会形式でこの4作品を指揮いたしました。
私はワーグナーのこの4作品こそ、演奏会形式の上演に非常に適していると確信しております。
また、長年のブランクを経て、再びNHK交響楽団と共演できることを非常に楽しみにしております。
その昔、NHK交響楽団とは多くの素晴らしい音楽的体験を共にいたしました。私はこのオーケストラを非常に高く評価しております。
このプロジェクトの現段階での準備状況を見る限り、超一流の歌手をキャスティングできると考えております。
ですからここ東京において日本の聴衆の皆さまの前で、4年間に渡ってこのリング・チクルスを演奏会形式で上演できることをとても楽しみにしておりますし、大変に光栄に思っております。