国立西洋美術館では5月27日(日)まで、日本とスペインの外交関係樹立150周年を記念して『プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光』を開催している。会期中の3月26日(月)には、東京春祭のミュージアム・コンサートも行われ、こちらも注目だ。
WEBぶらあぼでは本展に読者限定5組10名様をご招待。
スペイン・マドリードにあるプラド美術館は、16世紀以降のスペイン王室の収集品を核に1819年に開設し、スペイン絵画を中心に3万点以上のコレクションを有する、世界屈指の美の殿堂だ。日本ではこれまでに『プラド美術館展』を4度開催しているが、5度目となる今回は、16、17世紀絵画から厳選した70点(うち9点は資料)を紹介する。
とりわけ同館の誇りであり、西洋絵画史における重要な画家の一人、巨匠ディエゴ・ベラスケス(1599〜1660)の傑作を、日本では過去最多となる7点展示することが話題だ。
ベラスケスは宮廷画家として、国王フェリペ4世(1605〜1665)に重用され、王宮配室長など要職につきながら絵画制作を行っていた。現存するベラスケス作品は120点ほどで、プラド美術館はその約4割を所蔵する。今回はそのうち《狩猟服姿のフェリペ4世》やフェリペ4世の長男を描いた《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》、ベラスケス初期の傑作《東方三博士の礼拝》など、ベラスケスを知る上で重要な作品群が揃った。
ベラスケスが宮廷画家として活躍した17世紀のスペインは、国王らにより未曾有の規模で芸術の擁護と蒐集が進められ、まさに絵画の「黄金時代」と呼ぶにふさわしい。本展では、絵画で扱われた「芸術」「知識」「神話」「宮廷」「風景」「静物」「宗教」とテーマごとに章立てし、ベラスケスをはじめ、ティツィアーノ、ルーベンス、ムリーリョやリベーラなど、ベラスケスと同時代、その前後の時代の画家の名品や、当時の重要な美術理論書など資料もあわせて展示される。
『プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光』
会期:2018年2月24日(土)~2018年5月27日(日)国立西洋美術館
開館時間:午前9時30分~午後5時30分
毎週金・土曜日:午前9時30分~午後8時
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、3月26日(月)と4月30日(月)は開館)
http://prado2018.yomiuri.co.jp/
<巡回展>
2018年6月13日(水)〜2018年10月14日(日)兵庫県立美術館
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『プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光』プレゼント係
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