昨日、「シンフォニエッタ・クラコヴィア with トマス・コニエチュニー」で開幕した東京・春・音楽祭2018。バス・バリトンのトマス・コニエチュニーがドラマティックな歌声で鬼気迫るマーラーを披露した。
　そして3月17日は、ペンデレツキと縁の深いシンフォニエッタ・クラコヴィアが、「ペンデレツキ生誕85年に寄せて」と題した公演で、シンフォニエッタ 第3番 《書かれなかった日記のページ》ほかを、またコニエチュニーは、死神が言葉巧みに死へと誘う独特な描写を伴うムソルグスキーの《死の歌と踊り》を披露する。
　ついさきごろ終演した新国立劇場《ホフマン物語》で悪役4役を圧倒的存在感で聴かせたコニエチュニーが、彼にしかできない劇的歌唱で「死の語り部」となる。

　3月17日の当日券は14:15より、東京文化会館 小ホール 当日券売所にてS席, A席を販売する。

■シンフォニエッタ・クラコヴィア with トマス・コニエチュニー （バス・バリトン） I
〜マーラーに捧ぐ
2018.3.16（金）19:00　東京文化会館 小ホール

曲目
マーラー：
　アダージェット（交響曲 第5番 嬰ハ短調 第4楽章）
　《亡き子をしのぶ歌》
　　第1曲 いま太陽は輝き昇る
　　第2曲 なぜそんなに暗い眼差しか、今にしてよくわかる
　　第3曲 お前のお母さんが戸口から入ってくるとき
　　第4曲 ふと思う、あの子はちょっと出かけただけなのだと
　　第5曲 こんな嵐に
シューベルト（マーラー編）：《死と乙女》

■シンフォニエッタ・クラコヴィア with トマス・コニエチュニー （バス・バリトン） II
〜スラヴィック・メロディ――ペンデレツキ生誕85年に寄せて
2018.3.17（土）15:00　東京文化会館 小ホール

曲目：
ペンデレツキ：
　シンフォニエッタ 第3番 《書かれなかった日記のページ》
　アニュス・デイ（《ポーランド・レクイエム》 より） （弦楽合奏版）
ムソルグスキー：《死の歌と踊り》
　第1曲 子守歌
　第2曲 セレナード
　第3曲 トレパーク
　第4曲 司令官
ドヴォルザーク：弦楽セレナード op.22

■出演
バス・バリトン：トマス・コニエチュニー
指揮：ユレク・ディバウ
弦楽合奏：シンフォニエッタ・クラコヴィア

■料金
S席 ¥7,700　A席 ¥6,100　U-25※ ¥1,500