「プラド美術館展」記念コンサート vol.2 宇治川朝政(リコーダー)、髙橋弘治 (バロック・チェロ)、佐藤亜紀子 (バロック・ギター& テオルボ)

 国立西洋美術館で今春開催される「プラド美術館展」は、マドリードのプラド美術館所蔵のベラスケスの作品7点を中心に、17世紀絵画の傑作61点などが展示される展覧会。その開催を記念する、東京春祭の2回にわたるコンサートの2日目は、宇治川朝政(リコーダー)、髙橋弘治 (バロック・チェロ)、佐藤亜紀子 (バロック・ギター&テオルボ)という本格的なバロックアンサンブル。17世紀の作品を中心としたプログラムながら、16世紀スペインのディエゴ・オルティスや、18世紀に活躍したイタリアのヴィターリなど、広い時代の作曲家が並ぶ演目と、実力派がそろった演奏者の組み合わせは、古楽ファンにはたまらない。
 リコーダーの宇治川は2005年ブルージュ国際古楽コンクール第2位、09年国際テレマンコンクール第1位と聴衆賞を受賞するなど、世界の舞台で評価を得てきた名奏者。バロック・チェロの髙橋は、ラ・プティット・バンドのメンバーも務めてきた名手で、日本では古楽アンサンブル「ムジカ・レセルヴァータ」メンバーや指揮活動も行う。バロック・ギターの佐藤は「バッハ・コレギウム・ジャパン」「ソフィオ・アルモニコ」にも参加。経験豊かな3人の演奏で、往時の響きに心地よく浸る60分。

左より:宇治川朝政、髙橋弘治、佐藤亜紀子


ミュージアム・コンサート
「プラド美術館展」記念コンサート vol.2
宇治川朝政(リコーダー)、髙橋弘治 (バロック・チェロ)、佐藤亜紀子 (バロック・ギター& テオルボ)

2018.3/27(火)11:00 14:00 国立西洋美術館 講堂

●出演
リコーダー:宇治川朝政
バロック・チェロ:髙橋弘治
バロック・ギター&テオルボ:佐藤亜紀子
お話:川瀬佑介(国立西洋美術館 主任研究員)

●曲目
作者不詳:エスパニョレッタ
ムルシア:騎士、ガリシアのフォリア 
カプスペルガー:カプスベルガー
カステッロ:ソナタ 第8番
セルマ:カンツォーナ 第3番
スプリアーニ:トッカータ 第10番
サンス:ハカラス
オルティス:レセルカーダ 第2番
ヴィターリ:チャッコーナ
ムルシア:マリオナス

●料金
全席自由 ¥3,100

※コンサート当日、「プラド美術館展」をご覧いただけます。