史上最大の肉食恐竜が上陸!〜国立科学博物館『恐竜博2016』

 特別展『恐竜博2016』が6月12日(日)まで上野の国立科学博物館で開催中だ。
 恐竜の登場はいまから約2億3000万年以上前。世界各地ではいまなお研究が進められており、2015年の1年間で35種類の新種が報告されている。本展では、最新の恐竜研究の成果をキーワードごとに紹介する。
 みどころは、1912年に発見されていながらも長年謎に包まれていた、史上最大の肉食恐竜「スピノサウルス」の全身復元骨格(全長約15m)が日本初公開されること。
「スピノサウルス」は1912年にドイツの発掘隊に発見されるも、第二次世界大戦での焼失により長い間謎に包まれてきた。2014年に発表された論文では、恐竜ではじめて水中にまで行動範囲を広げていたと考えられている。

史上最大の肉食恐竜「スピノサウルス」 Courtesy of The University of Chicago

史上最大の肉食恐竜「スピノサウルス」
Courtesy of The University of Chicago

水中で活動するスピノサウルス(復元画) C)Davide Bonadonna

水中で活動するスピノサウルス(復元画)
C)Davide Bonadonna

 また、映画『ジュラシック・パーク』等のシリーズ作品でおなじみ「ティラノサウルス」の世界に3体しかない貴重な全身復元骨格のうちの1体で、同種最大級の大きさを誇る「スコッティ」(約12m)が初来日。スピノサウルスと2大肉食恐竜の競演が実現し、両者の進化の秘密について迫る。
 そのほか、世界に1つずつしかないカスモサウルスとパラサウロロフスの貴重な赤ちゃんの全身骨格化石も日本初公開される。

 また期間限定で、採集した岩石から化石を取り出す「プレパレーション(化石クリーニング)」も実演される。30年以上にわたり第一線で化石発掘やクリーニングをおこなっているクライヴ・コイ氏による作業を間近でみられる貴重な機会だ。

ティラノサウルス「スコッティ」 Courtesy of The Royal Saskatchewan Museum

ティラノサウルス「スコッティ」
Courtesy of The Royal Saskatchewan Museum

WEBぶらあぼでは、本展の招待券を読者限定5組10名様にプレゼント

【プレゼント応募先】
ハガキ、またはメールにて、
●住所●氏名●年齢●職業●WEBぶらあぼ、または、ぶらあぼfacebookについての感想をお書きの上、
2016年3月31日(木)必着でご応募ください。
当選者の発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。

〒102-0073 千代田区九段北1-3-6 セーキビル4F
東京MDE「ぶらあぼ + Danza inside」編集部
『恐竜博2016』プレゼント係
e-mail:present_bravo@mde.co.jp

『恐竜博2016』
2016年3月8日(火)〜6月12日(日) 国立科学博物館 特別展示室
開館時間:9:00〜17:00(金曜日は20:00まで、4/30(土)〜5/5(木)は午後6時まで)
休館日:毎週月曜日(ただし3/21(月)、3/28(月)、4/4(月)、5/2(月)、6/6(月)は開館)、3/22(火)
入場料:一般・大学生1600円 小・中・高校生 600円 金曜限定ペア特ナイト券2名様1組2000円
*金曜限定ペア特ナイト券は2名様同時入場(男女問わず)
 金曜夜間(17:00〜20:00、最終入場19:30)入場可/会場での当日販売のみ
特設サイト http://www.dino2016.jp