【出演者変更】東京春祭 歌曲シリーズ〜クラウス・フロリアン・フォークト (テノール) I、 Ⅱ

※3月に来日を予定しておりましたイェンドリック・シュプリンガー(ピアノ)は、右手を負傷した為、3月26日公演のピアノ出演者が変更となりました。
ピアノ:イェンドリック・シュプリンガー  →  ルパート・バーレイ

【謹告】イェンドリック・シュプリンガー (ピアノ)来日日程変更に伴う 3/24公演中止 および 3/26出演者変更のお知らせ

 2018年東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.9 《ローエングリン》で世界最高のローエングリン役を聴かせてくれるクラウス・フロリアン・フォークトが、その前後、2回にわたって歌曲シリーズにも出演してくれることは、この上ない朗報である。

クラウス・フロリアン・フォークト C)Harald Hoffmann

 まずは3月26日の第一夜は、「愛」をテーマにしたドイツ歌曲を集めたリーダーアーベント。フォークトのハイドン作品を聴く機会は貴重だし、ブラームスの渋いロマンの表現も期待大。さらに注目はマーラー「さすらう若人の歌」。名バリトンによる名唱の多い本作を、フォークトのリリックで瑞々しいテノールで堪能できるのは嬉しいチャンスで、「若人」の想いを体験できる清新な名演になるのでは。最後はR.シュトラウスの名作集で、とくに感動的な「明日には! op.27-4」は楽しみ。
 4月11日の第二夜は、「ブラームスからバーンスタインまで」と題し、フォークト夫人であるソプラノ歌手のシルヴィア・クルーガーとともに、華麗な一夜を作りあげる。クルーガーは、ミュージカル『オペラ座の怪人』で、かの伝説的ヘルデン・テノールのペーター・ホフマンと共演した経験もあり、世界的に活動を繰り広げている。待望の夫婦共演は、ブラームスのデュエット曲を中心とした前半に続き、後半はカールマン、レハールのオペレッタや、バーンスタイン『ウェスト・サイド物語』などミュージカルの名場面といった、ガラ・コンサートのような趣向。それらの間に、シューベルト「美しき水車屋の娘」の一部やモーツァルト《魔笛》タミーノのアリアなど、フォークトのソロが挟まれるのも嬉しいプログラムだ。
 ピアノは両公演とも、ヨーロッパで“スーパー・コレペティトゥール”と称えられ、フォークトとの共演もあるイェンドリック・シュプリンガー。歌を知り尽くした名手の万全の演出で、フォークトのあらゆる特長が明らかになる二夜となる。

東京春祭 歌曲シリーズ vol.23
クラウス・フロリアン・フォークト (テノール) I

2018.3/26(月)19:00 東京文化会館 小ホール

●出演
テノール:クラウス・フロリアン・フォークト
ピアノ:イェンドリック・シュプリンガー

●曲目
ハイドン:
 すこぶる平凡な話
 満足
 どんな冷たい美人でも
 人生は夢
 乙女の問いへの答え
 小さな家
ブラームス:
 日曜日 op.47-3
 昔の恋 op.72-1
 谷の底では
 月が明るく輝こうとしないなら
 甲斐なきセレナーデ op.84-4
マーラー:《さすらう若人の歌》
 第1曲 彼女の婚礼の日は
 第2曲 朝の野辺を歩けば
 第3曲 私は燃えるような短剣をもって
 第4曲 二つの青い目が
R. シュトラウス:
 ひそかな誘い op.27-3
 憩え、わが心 op.27-1
 献呈 op.10-1
 明日には! op.27-4
 ツェチーリエ op.27-2

●料金(税込)
S席 ¥9,300 A席 ¥7,700 U-25※ ¥1,500
※ U-25チケットは、2018年2月9日(金)12:00発売開始(公式サイトのみでの取扱い)

東京春祭 歌曲シリーズ vol.24
クラウス・フロリアン・フォークト(テノール) Ⅱ
〜シルヴィア・クルーガー(ソプラノ)を迎えて

2018.4/11(水)19:00 東京文化会館 小ホール

●出演
テノール:クラウス・フロリアン・フォークト
ソプラノ:シルヴィア・クルーガー
ピアノ:イェンドリック・シュプリンガー

●曲目
ブラームス:
 太陽はもう照らない (S&T)
 かわいい恋人よ、素足で来ないで (S&T)
 眠りの精 (S)
シューベルト:《美しき水車屋の娘》 D795 より (T)
ブラームス:
 ああ、お母さん、欲しいものがあるの (S)
 お姉さん、私たちはいつ家に帰るの (S&T)
 甲斐なきセレナーデ op.84-4 (S&T)
カールマン:燕のデュエット(喜歌劇《チャールダーシュ伯爵夫人》より)(S&T)
モーツァルト:なんと美しい絵姿(歌劇 《魔笛》K.620 より) (T)
プッチーニ:私のいとしいお父さん(歌劇 《ジャンニ・スキッキ》 より)(S)
レハール:
 君はわが心のすべて(喜歌劇 《ほほえみの国》 より)(T)
 愛は地上の天国(喜歌劇 《パガニーニ》 より)(S)
 だれも私ほどおまえを愛した者はいない(喜歌劇 《パガニーニ》 より)(S&T)
ロイド=ウェバー:スィンク・オブ・ミー(ミュージカル 《オペラ座の怪人》 より)(S)
バーンスタイン:
 マリア(ミュージカル 《ウェスト・サイド物語》 より)(T)
 トゥナイト(ミュージカル 《ウェスト・サイド物語》 より)(S&T)

●料金(税込)
S席 ¥9,300 A席 ¥7,700 U-25※ ¥1,500
※ U-25チケットは、2018年2月9日(金)12:00発売開始(公式サイトのみでの取扱い)