東京春祭2019、本日開幕!

 15回目の節目の開催となる『東京・春・音楽祭2019』が本日3月15日(金)に開幕する。開幕を前に東京文化会館キャノピーにおいて、鈴木幸一・同音楽祭実行委員長、バイロイト音楽祭総監督のカタリーナ・ワーグナーらが出席し、開幕を祝うオープニングセレモニー&鏡開きが行われた。

 今年は「日本・オーストリア国交樹立150周年記念」と「台東区とオーストリア ウィーン市第一区イネレシュタットと姉妹都市提携30周年」の記念年にもあたり、セレモニーにはフーベルト・ハイッス閣下・駐日オーストリア大使も出席した。
(2019.3/15 東京文化会館 Photo:J.Otsuka/Tokyo MDE)

オープニングセレモニーに出席した、鈴木幸一・東京・春・音楽祭実行委員長(中央)、バイロイト音楽祭総監督のカタリーナ・ワーグナー(中央左)、フーベルト・ハイッス閣下・駐日オーストリア大使(中央右)

 今年の東京春祭は3月15日(金)から4月14日(日)までの期間中、文化の集積地・上野公園の各施設(東京文化会館、各美術館・博物館等)を拠点に、200を超える過去最大規模の公演数で開催する。巨匠リッカルド・ムーティを招いての「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」のオペラ《リゴレット》(抜粋上演・演奏会形式)、大野和士&東京都交響楽団の「グレの歌」、東京春祭ワーグナー・シリーズ10周年を記念したバイロイト音楽祭提携公演「子どものためのワーグナー」がドイツ国外で初めて上演されるなど、盛りだくさんのラインナップで上野の春を彩る。

 また上野恩賜公園では、『東京・春・音楽祭 × モバイルミュージアム 音楽と舞踏ーーストラヴィンスキーとバレエ・リュス』展も行われ、100年以上も前に撮影されたフォーキンやニジンスキーをはじめとするダンサーの貴重な写真が特別展示されている。

 鈴木幸一・同音楽祭実行委員長は、「ここまで続けてこられたのもたくさんのご支援者のおかげ。15年で終わるのではなく、長く続けていきたい。上野は江戸時代から桜が有名で、東京春祭の期間、桜と音楽を楽しんでいただきたい」と語った。

 カタリーナ・ワーグナーは、監修・演出を手がける「子どものためのワーグナー」について、「バイロイトで非常に注目されている『子どものためのワーグナー』が、東京の地で披露できることは非常に嬉しい。10年前に若い世代にオペラに親しんでもらいたいと、本格的な演出、オーケストラで上演することを提案しました。バイロイトの子どもたちは熱心に訪れてくれており、東京でも同じような反響が期待できると確信しています」と述べた。

鈴木幸一・音楽祭実行委員長

バイロイト音楽祭総監督のカタリーナ・ワーグナー

東京・春・音楽祭 2019
2019.3/15(金)~4/14(日) 
東京文化会館、東京藝術大学奏楽堂(大学構内)、旧東京音楽学校奏楽堂、上野学園 石橋メモリアルホール、国立科学博物館、
東京国立博物館、東京都美術館、国立西洋美術館、上野の森美術館、東京キネマ倶楽部 他
問:東京・春・音楽祭チケットサービス03-6743-1398 
http://www.tokyo-harusai.com/