東京春祭ワーグナー・シリーズの日本人キャストとして出演を重ね、所属の東京二期会公演や新国立劇場公演などでも重要な役で存在感を示している、メゾ・ソプラノの金子美香が、東京春祭ミュージアム・コンサートでリサイタルを開催する。東京音楽大学とザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で学んできた金子が、そのキャリアを象徴するかのように、日本歌曲とドイツ・リートによるプログラムを用意した。
共演のピアノは、ヨーロッパで尊敬を集める名伴奏者で、東京春祭ではクラウス・フロリアン・フォークトとの共演も務めているイェンドリック・シュプリンガー。ヨーロッパのオペラと歌曲作品を知り尽くしたシュプリンガーが、日本歌曲ではどのような解釈と表現を見せるのかも興味深い。
■ミュージアム・コンサート
金子美香 メゾ・ソプラノ・リサイタル
2018.4/3(火)19:00 国立科学博物館 日本館講堂
●出演
メゾ・ソプラノ:金子美香
ピアノ:イェンドリック・シュプリンガー
●曲目
山田耕筰:
「露風之巻」より
嘆き
燕
異国
唄
夜曲
「風に寄せてうたへる春のうた」より
君がため織る綾錦
たたへよ、しらべよ、歌ひつれよ (「風に寄せてうたへる春のうた」 より)
石桁真礼生:ふるさとの
團 伊玖磨:舟唄-片戀-
高田三郎:くちなし
三善 晃:ほおずき
橋本國彦:お六娘
マーラー:「リュッケルトの詩による5つの歌曲」
私はほのかな香りを吸い込む
私の歌を覗き見しないで
美しさゆえに愛するのなら
真夜中に
私はこの世に捨てられて
R.シュトラウス:
夜に op.68-1
私は恋を抱いて op.32-1
万霊節 op10-8
ツェチーリエ op.27-2
献呈 op.10-1
●料金
全席自由 ¥3,600