今回の指揮者はイタリア生まれのスペランツァ・スカップッチ。ウィーン国立歌劇場で《椿姫》などを任せられ、今後も一流歌劇場に出演が続く、注目すべき若手女性指揮者だ。東京春祭には17年「スペシャル・ガラ・コンサート」に出演しており、続けての18年は、ロッシーニの歌心と劇的な表現はもちろんのこと、前半のモーツァルト交響曲第25番では都響を駆ってどんなオーケストラ指揮者としての魅力をみせてくれるのか、期待が集まる。ソロ歌手にはエヴァ・メイやイルダール・アブドラザコフといった錚々たる世界的スター歌手がそろい、声の饗宴もたっぷりと聴かせてくれる。
本シリーズに継続して出演を続けるのは東京オペラシンガーズと東京都交響楽団。日本のトップ合唱団のひとつである東京オペラシンガーズは、東京春祭には14年間出演を続け、本シリーズのほか「東京春祭ワーグナー・シリーズ」「にほんのうた」シリーズにも出演するなど、音楽祭の中心的な存在となっている。やはり日本のトップオーケストラのひとつである都響とともに、みずみずしい演奏を聴かせてくれるだろう。
■東京春祭 合唱の芸術シリーズ vol.5
ロッシーニ 《スターバト・マーテル》 (没後150年記念)
~聖母マリアの七つの悲しみ
2018.4.15(日)15:00 東京文化会館
■出演
指揮:スペランツァ・スカップッチ
ソプラノ:エヴァ・メイ
メゾ・ソプラノ:マリアンナ・ピッツォラート
テノール:マルコ・チャポーニ
バス:イルダール・アブドラザコフ
管弦楽:東京都交響楽団
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:マティアス・ブラウアー、宮松重紀
■曲目
モーツァルト:交響曲 第25番 ト短調 K.183
ロッシーニ:スターバト・マーテル
■料金
S席 ¥13,900 A席 ¥10,800 B席 ¥8,700 C席 ¥6,700 D席 ¥4,600 E席 ¥3,600 U-25※ ¥2,100
*U-25チケットは、2018年2月9日(金)12:00発売開始
■チケット発売日:11月26日(日)10:00
*先行発売:11月12日(日)10:00