今年の東京・春・音楽祭では、7人のピアニストによる趣向を凝らしたピアノ・ソロの演奏会が行われる。
東京文化会館では、師ヴィルヘルム・ケンプの音楽的伝統を受け継ぐゲルハルト・オピッツによるベートーヴェン。
晩年の傑作、後期三大ソナタを一晩で演奏するリサイタルは必聴だ。
オピッツは、N響首席奏者たちとのシューベルティアーデにも登場する(3/25)。
ゲルハルト・オピッツ ピアノ・リサイタル
〜ベートーヴェン、後期三大ソナタ
3月15日(土)15:00 東京文化会館小ホール
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_1833.html
《午前11時》の音楽会 vol.4 ピアノの歴史探訪
〜小倉貴久子 ワルター、プレイエル、スタインウェイ
3月25日(火)11:00 東京文化会館小ホール
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_1873.html
東京都美術館でのミュージアム・コンサートは「ピアノ音楽紀行」と題し、5人のピアニストによる“音楽の旅”。
第1回はロシア。浜松、リーズの覇者アレッシオ・バックスが、得意のラフマニノフとムソルグスキーを演奏する(3/15)。
ウィーン音楽史を遡るのは加藤洋之(3/22)、そしてパリを巡る旅には山田武彦(3/29)が登場。
今回の音楽祭ではソロのほかに原田禎夫(加藤:4/4)、三浦一馬(山田:4/11)の共演ピアニストとしても登場する二人。多くのソリストから指名され、共演を熱望される二人のソロを聴ける貴重な機会だ。
ニューヨークを拠点に活動する江口玲は、第4回「ニューヨーク」に登場する。アメリカ国家から始まり、バラエティに富んだ楽しいプログラムが並ぶ(3/30)。
最後は田部京子が贈る北欧の旅。グリーグ、シベリウスを中心に、北欧の情景を語るプログラムで“音楽の旅”を締めくくる(4/6)。
ミュージアム・コンサート「ピアノ音楽紀行」
ロシア:アレッシオ・バックス
3月16日(日)14:00 東京都美術館 講堂
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_1864.html
ウィーン:加藤洋之
3月22日(土)14:00 東京都美術館 講堂
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_1865.html
パリ:山田武彦
3月29日(土)14:00 東京都美術館 講堂
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_1866.html
ニューヨーク:江口玲
3月30日(日)14:00 東京都美術館 講堂
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_1867.html
北欧:田部京子
4月6日(日)14:00 東京都美術館 講堂
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_1868.html
●ゲルハルト・オピッツ出演
シューベルトの夕べ〜ピアノ五重奏曲《ます》室内楽名曲選
3月25日(火)19:00 東京文化会館小ホール
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_1840.html
●加藤洋之出演
原田禎夫チェロ・シリーズ vol.6
シューベルトの夕べ〜ピアノ五重奏曲《ます》室内楽名曲選
3月25日(火)19:00 東京文化会館小ホール
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_1840.html
原田禎夫チェロ・リサイタル〜ベートーヴェンを弾く
4月4日(金)19:00 東京都文化会館小ホール
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_1844.html
●山田武彦出演
ミュージアム・コンサート 三浦一馬バンドネオン・リサイタル
4月11日(金)18:30 国立科学博物館 日本館講堂
http://www.tokyo-harusai.com/program/page_1858.html