東京春祭が今年も無料のミニコンサート「桜の街の音楽会」を開催

 3月16日(木)に開幕する東京・春・音楽祭では今年も音楽祭期間中、上野エリアの博物館や美術館をはじめ、人気のカフェやレストラン、オフィスビルや駅など、都内各所で無料(※)のミニコンサート「桜の街の音楽会」を開催する。

 また、今年は夜のアートイベント・シリーズ『上野夜公園』(主催:上野「文化の杜」新構想実行委員会/アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団))の一環として、3月10日(金)に「夜の音めぐり 桜の街の音楽会スペシャル」も開催する。

「桜の街の音楽会」スケジュール

昨年の東京国立博物館での桜の街の音楽会の様子
(c)堀田力丸

■上野夜公園 第02夜-2「夜の音めぐり 桜の街の音楽会スペシャル」

 東京春祭期間中は上野の森一帯で無料コンサートが開かれ、通りすがりでも気楽に音楽と出会える、音楽祭の光景を彩るのが「桜の街の音楽会」。
 開催場所となるのは、上野恩賜公園内の博物館・美術館に加え、公園の噴水前広場や、上野動物園のステージなど、春の音楽祭ならではの珍しい環境。弦楽器や管楽器のアンサンブルなど、楽器も編成も多彩な、“色とりどりの音色”が鳴りわたる。
なかでも、開幕前の3月10日には、東京春祭のプレ・コンサートとして、東京文化会館、東京国立博物館、東京都美術館で「夜の音めぐり 桜の街の音楽会スペシャル」が行われる。
1 6時開演の公演では気鋭のサクソフォーン奏者たちのアンサンブルに包まれ、17時30分からは、ヴァイオリンの加藤えりな、チェロのマルモ・ササキ、それぞれのソロとデュオ公演を楽しめる。加藤は東京芸術大学からパリ国立音楽院に学び、国際コンクールに入賞を重ねた後、国内で幅広く活躍中。ササキはパドヴァ、ローザンヌ、ベルリンに学び、バレンボイムが音楽監督を務めるベルリン国立歌劇場管弦楽団に初のアジア人永久正団員として入団、現在は活動の場を国内に移したチェロの名手。

夜のアートイベント・シリーズ『上野夜公園』
上野夜公園 第02夜-2「夜の音めぐり 桜の街の音楽会スペシャル」概要

■日時:2017年3月10日(金)
■場所:東京国立博物館、東京都美術館、東京文化会館
■入場料:無料(ただし東京国立博物館は当日の入館料が必要)、申込不要
※屋外の演奏では荒天中止

●東京文化会館 17:00〜
エントランス前でサックス四重奏によるウェルカム演奏を行います。
17:00〜17:15 Vive! サクソフォーン・クヮルテット

●東京国立博物館 16:00〜
館内各所を、ヴァイオリン&チェロ、サックス四重奏などの音色で彩ります。
16:00〜16:20 正門内池前 Vive! サクソフォーン・クヮルテット
17:30〜17:50 本館大階段 ヴァイオリン 加藤えりな
18:30〜18:50 東洋館1室 チェロ マルモ・ササキ
19:10〜19:30 平成館ラウンジ ヴァイオリン&チェロ デュオ 加藤えりな&マルモ・ササキ

●東京都美術館 17:30〜
特別展「ティツィアーノとヴェネツィア派展」にちなみ、ルネサンスを代表する作曲家 モンテヴェルディの作品を、声楽アンサンブルとピアノでお届けします。
17:30〜17:45 / 19:00〜19:15 ロビー階「ティツィアーノとヴェネツィア派展」会場入口前
ソプラノ:小泉英恵、東中千佳 メゾ・ソプラノ:高橋ちはる テノール:中嶋克彦 バス:渡辺祐介
ピアノ:福崎由香

このほか、上野恩賜公園・水上音楽堂では「江戸写し絵上演会」を同時開催しています。
詳細は下記の公式サイトをご確認ください。

■主催:上野「文化の杜」新構想実行委員会
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
■共催:東京・春・音楽祭実行委員会、東京文化会館、東京国立博物館、東京都美術館
■公式サイトURL:http://nightpark.tokyo

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©青柳 聡, 寺山 遊、ヒダキトモコ, 堀田力丸