トリオ・アコードとは、東京芸術大学の同級生たちが2003年に結成したピアノ・トリオ。卒業後3人とも欧州に留学したために活動を中断していたが近年活動を再開し、東京春祭に初登場する。
ヴァイオリンの白井圭はウィーンに留学し、難関ミュンヘン国際コンクールで2位入賞し、ウィーン・フィルの契約団員も経験、現在は神戸市室内合奏団コンサートマスターなどを務める名奏者。チェロの門脇大樹はイタリアとオランダに留学して巨匠たちの薫陶を受け、現在は神奈川フィルの首席奏者を務めている。津田裕也は第3回仙台国際音楽コンクールを制した後、ベルリン芸術大学に学び最優秀で卒業、内外でソリストとして活動するほか、日本の母校で教鞭もとる。
各自が豊かな経験と立場を得て再開しただけに、気心知れた親密さに懐の深さも加わった演奏が期待できる。演目は「ジプシー・ロンド」の愛称を持つ楽しいハイドンの第25番、ラヴェルの個性的な佳品、そして感動的な緩徐楽章をもつシューベルトの雄大な第1番。いずれもピアノ・トリオの魅力あふれる名品で、旬の3人による快演が楽しみだ。
■トリオ・アコード
〜白井 圭、門脇大樹、津田裕也
2017.4.11[火]19:00開演 上野学園 石橋メモリアルホール
■出演
トリオ・アコード
ヴァイオリン:白井 圭
チェロ:門脇大樹
ピアノ:津田裕也
■曲目
ハイドン:ピアノ三重奏曲 第25番 ト長調 Hob.XV:25 《ジプシー・ロンド》
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調
シューベルト:ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 D.898
■料金
S席 ¥4,100 A席 ¥3,100 U-25※ ¥1,500
※U-25チケットは、2017年2月10日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)