近年充実著しい東京都交響楽団から、アンサンブル奏者としての活躍も顕著な、弦楽セクションの首席奏者と副首席奏者が集結し、室内楽曲の名作を聴かせる一夜。ゲストとしてギタリスト鈴木大介を迎える。
まず、都響が誇るソロ首席ヴィオラ奏者の鈴木学と、ギターの鈴木大介の“鈴木コンビ”による、シューベルトの名品「アルペジオーネ・ソナタ」。ギターの音色により繊細さと温かみを増した演奏で、新たな魅力を味わえそう。
次に、2014年にサンタフェ音楽祭で好評を博した、ナイクルグの新作「Acequias」。鈴木のギターの熱演に、都響首席奏者による四重奏が寄り添い、ときに火花を散らす。
そして、わずか16歳の天才メンデルスゾーンによる傑作中の傑作、弦楽八重奏曲がメインを飾る。今回は第2チェロパートをコントラバスが演奏する特別編成。深い低音が加わり、都響本体さながらのシンフォニックな演奏が期待される。ソロ・コンサートマスター四方恭子のリードと妙技はもちろんのこと、第2チェロパートの難所におけるコントラバス首席の池松宏の名技にも注目だ。
■都響メンバーによる室内楽
〜メンデルスゾーン《弦楽八重奏曲》
2017.3.25[土]19:00開演 東京文化会館 小ホール
■出演
ヴァイオリン:四方恭子、双紙正哉、吉岡麻貴子、渡邉ゆづき
ヴィオラ:鈴木 学、村田恵子
チェロ:田中雅弘
コントラバス:池松 宏
ギター:鈴木大介
■曲目
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821(ヴィオラ&ギター版)
ナイクルグ:ギターと弦楽四重奏のための Acequias
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 op.20(ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ1、コントラバス1 による編成)
■料金
S席 ¥5,200 A席 ¥4,100 U-25※ ¥1,500
※U-25チケットは、2017年2月10日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)