ティツィアーノが活躍した16世紀は、ヴェネツィア楽派によるルネサンス音楽の全盛期。その頂点を極めた作曲家がジョヴァンニ・ガブリエーリで、ルネサンスからバロック音楽期へ経過していく時期を代表する存在。その大家の作品を中心に、17世紀前半の初期バロック時代の重要な作曲家、ジローラモ・フレスコバルディほかのチェンバロ作品をまとめて味わう。
演奏は、国際的に活躍し、長年にわたり古楽シーンを牽引し続けているチェンバロ奏者、中野振一郎。我が国を代表する名手による演奏と楽しいトークで、ヴェネツィアのルネサンスからバロックの時代に思いを馳せる。
■ミュージアム・コンサート
「ティツィアーノとヴェネツィア派展」記念コンサート vol.2
中野振一郎(チェンバロ)
2017.3.24[金]14:00開演 東京都美術館 講堂
■出演
チェンバロ:中野振一郎
■曲目
G.ガブリエーリ:カンツォン ハ調
G.フレスコバルディ:バレットーコレンテーパッサカーリ ホ調
ジョスカン・デ・プレ:千々の悲しみ(皇帝の歌)
G.ガブリエーリ:第4旋法によるトッカータ
/他
■料金:¥2,100(全席自由)