《兵士の物語》の語りに國村隼


 3月16日(日)、東京文化会館 小ホールで上演される東京春祭のStravinsky vol.3《兵士の物語》 (ストラヴィンスキー)の語りが、國村隼に決まった。

 2012年から始まったストラヴィンスキー・シリーズも今回で3回目。「春の祭典」「火の鳥」といった有名なバレエ音楽だけでなく、上演の機会が少ない佳作にもスポットをあてるのが本シリーズの魅力だ。

 ある兵士がヴァイオリンを弾いていると、そこに老人に扮した悪魔が現れる。兵士は、悪魔が持っている未来のことがわかる本とヴァイオリンを交換する・・・・ロシア版ファウストともいうべき《兵士の物語》 は、語り手、兵士、悪魔、の3人の人物による音楽劇。語り手や登場人物には、ジャン・コクトーからデーモン小暮閣下まで、これまでに様々な分野のアーティストが参加してきた。

 國村隼は1955年、大阪府出身。国内外の映画、ドラマ、舞台などで幅広く活躍、圧倒的な存在感と確かな演技力で高い評価を得ている。2013年には「地獄でなぜ悪い」「そして父になる」「許されざる者」「少年H」「風立ちぬ」などの話題作が公開。今年は映画「抱きしめたい」「渇き。」、ドラマ「Dr.DMAT」「黒い福音」などに出演を予定している。

◆公演情報
東京春祭のStravinsky vol.3
《兵士の物語》
〜兵士と悪魔 – 語り、奏でる音楽劇の最高峰
3.16 [日] 15:00開演(14:30開場)[約70分]
東京文化会館 小ホール

■出演
ヴァイオリン:長原幸太
コントラバス:吉田 秀
クラリネット:金子 平
ファゴット:吉田 将
トランペット:高橋 敦
トロンボーン:小田桐寛之
打楽器:野本洋介
指揮:久保田昌一
語り:國村 隼

東京・春・音楽祭
http://www.tokyo-harusai.com