東京都美術館開催の『ティツィアーノとヴェネツィア派展』(2017年1月21日〜4月2日)を記念する、ルネサンス時代ヴェネツィア派の画家ティツィアーノ・ヴェチェッリオとその時代にちなんだコンサートの第3弾。
この公演では、8本のルネサンス・リコーダーによるアンサンブルを体験できる。ヴェネツィアで活躍したリコーダー奏者であるシルヴェストロ・ガナッシに由来する「ルネサンス・リコーダーセット」により、ルネサンス期の作曲家たちの小曲が、素朴にして絢爛なハーモニーで再現される。
この公演のために、世界で活躍する名リコーダー奏者である太田光子を中心に、我が国の若きリコーダー奏者が集結する。全員がすでにリサイタルやアンサンブル活動で活躍中。これからの古楽界を牽引していく8人の音色で、ティツィアーノの時代の音楽が甦り、往時の水の都・ヴェネツィアの光景が鮮明に浮かび上がる。
■ミュージアム・コンサート
「ティツィアーノとヴェネツィア派展」記念コンサート vol.3
太田光子(リコーダー)
2017.3.31[金]14:00 東京都美術館 講堂
■出演
リコーダー:太田光子、村田佳生、水内謙一、浅井 愛、辺保陽一、高橋明日香、菅沼起一、大塚照道
■曲目
A.パドヴァーノ:バッタリアによる、8声のアリア
A.ヴィラールト:愛よ、いつ生まれたのだ?
G.グアーミ:8声のカンツォン 「ラ・ルッケズィーナ」
A.ヴィラールト:3声のリチェルカーレ
C.グッサゴ:ソナタ第14番「ラ・ファッカ」
C.ポルタ:ジロメッタ
L.ヴィアダーナ:シンフォニア「ラ・マントヴァーナ」
A.ヴィラールト/G.バッサーノ:「泉にて」によるディミニューション
A.ガブリエリ:天国で摘みたるか、2輪の初々しい薔薇
J.パパ/A.ガブリエリ:「元気溌剌」によるディミニューション
L.ヴィアダーナ:シンフォニア「ラ・ロマーナ」
G.ガブリエリ:第7旋法による8声のカンツォン
■料金:¥2,100(全席自由)