今年の東京春祭では、会場に足を運ぶことなく公演を楽しめるよう、音楽祭史上初の試みとなる全プログラムのライブ・ストリーミング配信「東京・春・音楽祭 LIVE Streaming 2021」を実施しているが、このほどベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会の一部を東京春祭公式サイトで特別に無料配信することが決まった。演奏は、2021年4月17日(現地時間)に行われるズービン・メータ指揮ベルリン・フィル演奏会(https://www.digitalconcerthall.com/ja/concert/53162)より、ブルックナー 交響曲第9番。配信は明日、4月18日(日)20時から。
これは、東京2020大会の公式文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル」共催プログラム「東京・春・音楽祭特別公演 ベルリン・ フィル in Tokyo 2020」に代わるものとして行われるもので、超高精細な4K映像および、コルグが開発した「Live Extreme」の技術を活用した高音質なハイレゾ音源での配信だ。
「東京・春・音楽祭 LIVE Streaming 2021」も超高精細な4K映像およびロスレス音声(48kHz/24bit)の高音質での配信ではあるが、今回ベルリン・フィルの演奏会の配信では、さらに、「Live Extreme」を使ったPCM 192kHz/24bit、PCM 96kHz/24bitのハイレゾでの配信も実施する。
「Live Extreme」はコルグが開発した業界史上最高音質のインターネット動画配信システムで、最大4Kの高解像度映像とともに、ロスレス・オーディオやハイレゾ・オーディオ(最大 PCM 384kHz/24bitおよび DSD 5.6MHz)をライブ配信できる世界初のものだ。これまでも原音に近い高音質であるDSDでの音源のみでの配信はあったが、4K映像+ハイレゾでの配信は画期的なものといえる。配信は1度限りで見逃し配信はないから、ぜひこの機会に試してみたい。
なお、特に専用のアプリは必要ないが、最もビットレートの低いフルHD+PCM 48kHz/24bitでもWifi接続ではなく有線Ethernet接続が推奨されているほか、4K+PCM 192kHz/24bit, フルHD+PCM 96kHz/24bitのハイレゾ音源を楽しむにはKORG DS-DACシリーズなどハイレゾに対応したDACが必要だ。また、使用できるWEBブラウザが限られているほか、iPhoneでは4K配信は視聴できないから注意したい。
《ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 演奏会の一部を特別配信 (無料配信)》
●配信日時:2021.4/18(日)20:00〜(日本時間)(ベルリン・フィルハーモニーで4月17日収録)
●指揮
ズービン・メータ
●曲目
アントン・ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
●フォーマット
4K映像、ハイレゾ音源(*下記、 再生方法のページを参照)
●配信サイト
https://www.harusailive.jp/berlin/
【動作環境】
*Internet Explorerでは配信サイト・配信視聴をご利用いただけません。
■フォーマット : 4K+PCM 192kHz/24bit, フルHD+PCM 96kHz/24bit
■再生対応OS・ブラウザ :
●Microsoft Windows 10
(対応ブラウザ:Google Chrome, Microsoft Edge(バージョン79.0.309.65以降), Opera)
●Apple macOS
(対応ブラウザ:Google Chrome, Apple Safari, Microsoft Edge, Opera)
■フォーマット : 4K+PCM 48kHz/24bit, フルHD+PCM 48kHz/24bit
■再生対応OS・ブラウザ :
●Microsoft Windows 10
(対応ブラウザ:Google Chrome, Microsoft Edge(バージョン79.0.309.65以降), Mozilla Firefox, Opera)
●Apple macOS
(対応ブラウザ:Google Chrome, Apple Safari, Microsoft Edge, Mozilla Firefox, Opera)
●Google Android
(対応ブラウザ:Google Chrome, Microsoft Edge, Mozilla Firefox, Opera Touch)
●Apple iPad
(対応ブラウザ:Apple Safari ※ iPadOS 13以降のSafariのみ対応)
●Amazon Fire TV
(対応ブラウザ:Amazon Silk, Mozilla Firefox)