ウィーン・プレミアム・コンサートに小菅 優らが出演

 2020年4月に全国7都市(札幌、盛岡、東京、豊田、名古屋、大阪、福岡)で行われる「ウィーン・プレミアム・コンサート」では、2種類のプログラムが披露される。
 プログラムBに出演するソリスト陣をご紹介。フォルクハルト・シュトイデ(ヴァイオリン)、エルヴィン・クランバウアー(フルート)、ベルンハルト・ハインリヒス(オーボエ)による独奏に加え、国内外で活躍を続けているピアニスト、小菅優がバッハとベートーヴェンの荘厳で深い世界をお届けする。

フォルクハルト・シュトイデ
(芸術監督/コンサートマスター/ヴァイオリン)

1971年ライプツィヒに生まれ、5歳よりヴァイオリンを始める。88年ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学に入学、ヨアヒム・ショルツ、ヴェルナー・ショルツ両教授に師事。大学在学中、エスタ国際ヴァイオリン・コンクール第4位入賞、シュポア国際ヴァイオリン・コンクールにて特別賞を受賞する他、グスタフ・マーラー・ユース管弦楽団の第1コンサートマスターを務める等、オーケストラ奏者としても活躍。94年同大学卒業と同時にウィーンに留学、元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団奏者であるアルフレド・スター教授に師事。同年コンサートマスターとしてウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団、98年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団、99年よりコンサートマスターを務めている。2002年には自らが主宰するシュトイデ弦楽四重奏団を結成する等、ソロや室内楽の多方面で活躍している。


小菅 優(こすげ ゆう/ピアノ)

2005年カーネギーホールで、翌06年にはザルツブルク音楽祭でそれぞれリサイタル・デビュー。ドミトリエフ、デュトワ、小澤等の指揮でベルリン響、フランクフルト放送響、シュトゥットガルト放送響等と共演。10年ザルツブルク音楽祭でポゴレリッチの代役としてヘレヴェッヘ指揮カメラータ・ザルツブルクと共演。13年2月服部譲二指揮ウィーン室内管と共演、同年12月ロンドン ウィグモア・ホールでリサイタル。2010年から15年にはベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会(全8回)を東京、大阪で行い各方面から絶賛を博した。さらに現在はソロだけでなく室内楽や歌曲伴奏を含むベートーヴェンのすべてのピアノ付き作品を徐々に取り上げる新企画「ベートーヴェン詣」に取り組んでいる。第13回新日鉄音楽賞、04年アメリカ・ワシントン賞、第8回ホテルオークラ音楽賞、第17回出光音楽賞を受賞。14年第64回芸術選奨音楽部門文部科学大臣新人賞、17年第48回サントリー音楽賞受賞。16年秋、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集完結記念ボックスセットをリリース。2017年秋より、4つの元素「水・火・風・大地」をテーマにした新リサイタル・シリーズ『Four Elements』に取り組んでいる。


エルヴィン・クランバウアー(フルート)

9歳よりリンツのブルックナー音楽院(現ブルックナー大学)にてフルートとピアノを始め、その後ウィーン国立音楽大学にてW.シュルツ氏に師事、1991年最優秀の成績で卒業。学生時代よりグスタフ・マーラー・ユース管弦楽団、EUユースオーケストラ、カメラータ・ザルツブルク等の首席奏者を歴任し、92年オーストリア連邦劇場管弦楽団に入団。93年ウィーン放送交響楽団のソロ・フルート奏者に就任し、数多くのテレビ、ラジオの収録やCDの録音を積極的に行っている。ソリストとしてヨーロッパ及びアメリカ、ロシア、中国、日本、韓国等世界各地で演奏活動を行う他、室内楽奏者としても活躍し、アンサンブル・コントラプンクト、ウィーン放送交響楽団木管五重奏団等のメンバーを務める。また世界各地でワークショップやマスタークラスを開催しており、ウィーン国立芸術大学やウィーン音楽院で教鞭を執る。2008年10月グラーツ音楽大学教授に就任、現在ウィーン交響楽団ソロ・フルート奏者を務める。


ベルンハルト・ハインリヒス(オーボエ)

1963年バンベルク(ドイツ)に生まれる。ミュンヘン音楽大学にてG.パッシン教授に師事。アーキス五重奏団のメンバーとして、ボンで開催したドイツ音楽コンクールを始め、ベオグラード(セルビア)、コルマール(フランス)等で開催された音楽コンクールにて受賞。91年チューリッヒ歌劇場管弦楽団のソロ・オーボエ奏者に就任。N.アーノンクール、F.ウェルザー=メスト、C.アバド、R.シャイー、C.v.ドホナーニ、B.ハイティンク等の著名な指揮者と共演する他、ザルツブルク音楽祭やシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、PMF等の世界各地の音楽祭に招かれ、S.マイヤー(クラリネット)、C.テツラフ(ヴァイオリン)、G.オピッツ(ピアノ)、C.エッシェンバッハ(ピアノ)、L.O.アンスネス(ピアノ)等一流音楽家と共演し、室内楽奏者として活躍している。また、画家としてのキャリアも持ち、チューリッヒ、オスロ、マイアミ、ミュンヘン、ウィーン、ストックホルム等で絵画が展示されている。