【会見レポート】東京バレエ団が20世紀巨匠振付家の傑作選をまもなく上演

浜松国際ピアノコンクールでインターネットライブ配信を実施

ベルリン・フィル自主レーベル記者会見

第10回浜松国際ピアノコンクール開催

ニュース

【会見レポート】東京バレエ団が20世紀巨匠振付家の傑作選をまもなく上演

 2019年に創立55周年を迎える東京バレエ団は、今秋から注目公演の上演が続く。まず11月30日から12月2日まで新国立劇場中劇場において、20世紀の巨匠振付家4名の傑作選となる〈20世紀の傑作バレエ2〉を上演。同団プリンシパルの川島麻実子、柄本弾らが一部リハーサルを公開、斎藤友佳理芸術監督とともに今の心境を語った。 …

浜松国際ピアノコンクールでインターネットライブ配信を実施

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社は、11月9日から11月25日にかけて静岡県浜松市で開催されている「第10回 浜松国際ピアノコンクール」において、同社の動画配信プラットフォームを提供し、コンクール出場者による生演奏をインターネット上でライブ配信を行っている。  また、コンクール開催期間の後半、11月23日か…

ベルリン・フィル自主レーベル記者会見

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の自主レーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」が、今秋・冬にリリースする新譜についての会見を11月5日に都内で行った。新譜はラトル指揮『マーラー 交響曲第6番』(首席指揮者としての最後の定期を収録)、ラトル指揮&内田光子独奏『ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集』、そして『フルトヴ…

第10回浜松国際ピアノコンクール開催

 今年で第10回を迎えた浜松国際ピアノコンクール(11/8〜11/25)は、11月9日に第1次予選がスタートした。19ヵ国1地域から集まった計88名(平均年齢23.28歳)が出場する。最年少は14歳の八木大輔。  過去には、アレクサンダー・ガヴリリュク、ラファウ・ブレハッチ、チョ・ソンジンなど数々の世界的ピアニストを輩…

トピックス

日本音楽コンクール結果発表

 2018年度 第87回日本音楽コンクールの本選が10月24日から28日まで、東京オペラシティ コンサートホールで開催され、各部門の入賞者が発表された。結果は以下の通り。 【トランペット】 第1位 三村梨紗(岩谷賞)/第2位 鶴田麻記/第3位 河原史弥/入選 米本紋子、浦井宏文、髙松圭佑 【声楽(歌曲)】 第1位 森野…

【ゲネプロレポート】NISSAY OPERA 2018《コジ・ファン・トゥッテ》

 2012年《フィガロの結婚》、15年《ドン・ジョヴァンニ》で話題を呼んだ広上淳一(指揮)と菅尾友(演出)のコンビが、みたび日生劇場に登場、11月9日に《コジ・ファン・トゥッテ》が開幕した。  去る11月7日に行われた嘉目真木子組のゲネプロ(GP・最終総稽古)を取材した。 (2018.11/7 日生劇場 撮影:寺司正彦…

演出家・菅尾友が語る、NISSAY OPERA 2018《コジ・ファン・トゥッテ》

 日生劇場で11月9日に開幕する、モーツァルトのオペラ《コジ・ファン・トゥッテ》(日生劇場開場55周年記念公演/NISSAY OPERA 2018 モーツァルト・シリーズ/ニッセイ名作シリーズ。一般公演は11月10日、11日)。2012年《フィガロの結婚》、15年《ドン・ジョヴァンニ》でも演出をてがけた菅尾友による「ダ…

第12回 国際オーボエコンクール・東京で浅原由香が第2位

 9月29日から開催されていた「第12回 国際オーボエコンクール・東京」の本選が10月6日に、東京・紀尾井ホールで行われ、入賞者が下記の通り発表された。 第1位:該当者なし 第2位:浅原由香(日本) 第3位:アンドレイ・シュロキャン(ロシア)、アルマン・ジコルム(フランス)  最高位に入賞した浅原は、東京藝術大学音楽学…

特集:OPERA ART ACADEMIA2018

【11/20開催】楽譜から読み解くオペラ音楽の魅力

 演出家・田尾下哲が主宰する「田尾下哲シアターカンパニー」では、主にオペラ歌手やオペラ公演関係者、オペラファンを対象に4月から「OPERA ART ACADEMIA 2018(以下、OAA)」を開催している。次回11月20日(火)には、作曲家・ピアニストの加藤昌則を招き、オペラ音楽論/「楽譜から読み解くオペラ音楽の魅力…

【公開稽古レポート(概略版)】「3人の演出家によるクリエーション」第3弾〜OPERA ARTACADEMIA 2018

 演出家・田尾下哲が主宰する「田尾下哲シアターカンパニー」が4月から開催している「OPERA ART ACADEMIA 2018(以下、OAA)」。本企画の目玉となる実践篇「3人の演出家によるクリエーション」の第3弾が9月16日に開催された。  「3人の演出家によるクリエーション」は、岩田達宗、菅尾友、田尾下哲の3人の…

【公開稽古レポート(概略版)】「3人の演出家によるクリエーション」第2弾〜OPERA ART ACADEMIA 2018

 演出家・田尾下哲が主宰する「田尾下哲シアターカンパニー」が4月から開催している「OPERA ART ACADEMIA 2018(以下、OAA)」。 本企画の目玉となる実践篇「3人の演出家によるクリエーション」の第2弾が8月30日に開催された。  「3人の演出家によるクリエーション」は、岩田達宗、菅尾友、田尾下哲の3人…

【公開稽古レポート(概略版)】「3人の演出家によるクリエーション」第1弾〜OPERA ART ACADEMIA 2018

 演出家・田尾下哲が主宰する「田尾下哲シアターカンパニー」が4月から開催している「OPERA ART ACADEMIA 2018(以下、OAA)」。 去る8月4日にはOAAの主軸となる実践篇「3人の演出家によるクリエーション」第1弾が開催された。これは、岩田達宗、菅尾友、田尾下哲の3人の演出家が、まったく同じオペラの1…

インタビュー

岡田 奏(ピアノ)

 2016年エリーザベト王妃国際音楽コンクール・ファイナリスト岡田奏がデビューCDをリリースする。15歳で渡仏。パリ国立高等音楽院で10年間みっちり学んだ大型新人の登場だ。新譜はその経歴を反映したフレンチ・アルバム。 「ほとんどすべてが譜読みからパリで勉強した曲。フランスでの生活のハイライトのようにどの曲にも思い出やエ…

上野優子(ピアノ)

 上野優子は桐朋学園大学2年次在学中に渡欧、イモラ国際ピアノアカデミー、パリ・エコールノルマル音楽院ピアノ科コンサーティスト課程で研鑽を積んだピアニスト。幅広いレパートリーを持ち、多彩なアイディアに富んだプログラムによるコンサートで多くの聴衆を魅了してきた彼女は、昨年からプロコフィエフのソナタ全曲演奏に取り組んでいる。…

岩崎洵奈(ピアノ)

 ウィーンと日本を拠点に幅広い演奏活動を展開するピアニストの岩崎洵奈。アルゲリッチから「自然で美しい演奏」と高い評価を受け、2010年のショパン国際ピアノコンクールではディプロマ賞を獲得するなど、ショパンは彼女にとってなくてはならない存在。そんな彼女がショパンのバラード4曲を収めた3年ぶりとなるアルバム『ジェイ・セカン…

安並貴史(ピアノ)

 ピアニストの野島稔を審査委員長に迎え、若く才能あるピアニストの発掘と育成、音楽文化の普及と振興を目的として、公益財団法人横須賀芸術文化財団が横須賀市との共催により行っている「野島稔・よこすかピアノコンクール」。これまで優れた新人演奏家を世に送り出しており、今年行われた第7回の優勝者には現在、東京音楽大学大学院の博士後…

エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ)

 エリソ・ヴィルサラーゼと日本の音楽好きとの絆は、ここ数年のうちにもますます深まっている。この夏には小林研一郎指揮読響とベートーヴェン「ハ長調協奏曲 op.15」を共演、揺るぎない存在感をもって豊かな内実を示し、霧島国際音楽祭でも指導と演奏を行った。  10月に故郷トビリシでの自身の音楽祭の後、11月にまた来日して、す…

カーチュン・ウォン(指揮)

 1986年シンガポール生まれの新鋭指揮者カーチュン・ウォン。ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で学び、2016年グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール優勝。この秋からニュルンベルク交響楽団の首席指揮者に就任した注目株だ。すでに日本でも各地のオーケストラで実績を重ねているが、この11月、東京佼成ウインドオーケストラの…

注目公演

東京バレエ団『ザ・カブキ』

 あの『忠臣蔵』がバレエに!? 20世紀を代表する名振付家であるモーリス・ベジャールが1986年、東京バレエ団に振り付けした『ザ・カブキ』(音楽:黛敏郎)は、初演時に一大センセーションを巻き起こした。以後現在までに日本を含む16ヵ国で197回上演され、数々の著名歌劇場でも披露し、世界に誇る名作の誉れ高い。  物語は歌舞…

めぐろパーシモンホール 未来の音シリーズ vol.28 本堂 誠(サクソフォン)

 バリトン・サックス、通称バリサク。やや雄々しいイメージが強い楽器ながら、実は聴き手を包み込むような豊かさや官能性、絶妙なニュアンスによる歌い回しなど、素晴らしい演奏者の手にかかるときわめて生命感のある旋律楽器となって私たちを魅了してくれるのだ。「ブルーオーロラ サクソフォン・カルテット」のメンバーとして活動する本堂誠…

アラン・ギルバート(指揮) 東京都交響楽団

 今年4月より東京都交響楽団の首席客演指揮者を務めるアラン・ギルバートが、この12月、都響の定期演奏会に帰ってくる。今回組まれたのは、スペインをテーマにしたプログラム。リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」、ビゼーの「カルメン」組曲抜粋、リムスキー=コルサコフのスペイン奇想曲の3曲が並ぶ。つまり、これはスペ…

伶楽舎第十四回雅楽演奏会「伶倫楽遊」

 古典作品はもちろん現代作曲家への数々の委嘱新作の初演で、雅楽界に新風を吹き込んできた伶楽舎。近年では、武満徹「秋庭歌一具」の演奏が高い評価を得て、佐治敬三賞を受賞したのも記憶に新しい。12月16日開催の第14回演奏会のテーマは「伶倫楽遊」。前半は平安初期に書かれ、大戸清上作と伝わる大作「清上楽」を音楽監督・芝祐靖によ…

トリフォニーホール 《ゴルトベルク変奏曲》2018 マハン・エスファハニ チェンバロ・リサイタル 《ゴルトベルク変奏曲》

 「チェンバロをピアノと比較するのでなく、独立した楽器として見てほしい。そして、いつか主流の楽器となれれば…」と折に触れて力説する、マハン・エスファハニ。繊細かつ躍動的な快演で、“新世代の旗手”と目される俊英チェンバリストが、鍵盤作品の最高峰であるバッハ「ゴルトベルク変奏曲」を軸に、バロックから現代へ、ソロとオーケスト…

沼尻竜典(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

 日本フィルの12月の東京定期演奏会には、沼尻竜典が登場する。オペラでの活躍が著しく、2013年から17年までドイツのリューベック歌劇場の音楽総監督を務め(現在は首席客演指揮者)、日本では07年にびわ湖ホール芸術監督に就任し、現在《ニーベルングの指環》全4作上演に取り組んでいる。オーケストラでは、トウキョウ・ミタカ・フ…

紀尾井ホール室内管弦楽団によるアンサンブルコンサート3 ブルックナー:交響曲第7番 室内楽版

 アントン・バラホフスキー(ヴァイオリン)らバイエルン放送響の名手たちが紀尾井ホール室内管弦楽団(KCO)のメンバーと組んで、マーラーの「さすらう若人の歌」とブルックナーの交響曲第7番の室内楽版を取り上げる。シェーンベルクとその弟子たちによる編曲版だ。シェーンベルクは1918年に発足させた「私的演奏協会」で、大規模な管…

菅野 潤(ピアノ) ドビュッシーへのオマージュ〜特別ゲストを迎えて 第2回 詩とドビュッシー

 パリを拠点に国際的なステージ活動を展開するピアノの名匠・菅野潤が、作曲家没後100年に贈るシリーズ「ドビュッシーへのオマージュ」。第2回は「詩とドビュッシー」をテーマに。フランス歌曲のスペシャリスト、ソプラノのマリア=ドローレス・アルデアをゲストに迎えて、ヴェルレーヌやボードレールの詩による歌曲や、ピアノ・ソロ作品を…

New Release Selection

【CD】BARITONISM ―ロシア・チェロ作品集―/本堂誠

 藝大とパリ国立高等音楽院で学び、3つの国際コンクールと日本管打楽器コンクールで優勝した気鋭サクソフォン奏者のデビュー・アルバム。バリトン・サックスでロシアのチェロ・ソナタを演奏した前代未聞(?)の内容だ。これは、“意欲的なチャレンジ”といったレベルではなく、“音楽と楽器の魅力をいとも自然に表出した”驚くべき録音といえ…

【SACD】死と乙女/ストリング・クヮルテット ARCO

 1996年に結成され、いまや全員が都内の名門オーケストラのトップを務めている四重奏団「ARCO」。意外にも16年ぶりとなるアルバムで、人気作「死と乙女」に挑み、彼らの成熟と意欲を伝える。近年は個を抑えて均質性を出す団体も多いが、彼らはバランスをとりながらも個を活かすことを重視。各人が所属オケ等で聴かせるソロの音そのま…

【CD】Crystal Fairy/神林あゆみ

 清楚な歌声を持ち、クラシックからジャンルを超えて幅広いレパートリーを歌いこなし、ポールダンス、フラメンコ、ベリーダンス等とのコラボも展開。2013年からはクラシカル・クロスオーヴァーに傾倒して活躍中のハイブリッドなソプラノのデビュー盤が登場。オペラ・アリアからバロックの名曲まで、よく知られた旋律をダークでアンビエント…

【CD】フレスコバルディ 鍵盤作品集/辰巳美納子

 チェンバロの名手・辰巳美納子による、3枚目のソロ・アルバム。初期イタリア・バロックにあって、盛期を先取りする先鋭的な作品を残した、鬼才フレスコバルディに対峙した。当時使われたのは、5度よりも3度の純正を最優先した「中全音律」。しかし、演奏可能な調性は限定的だったため、解決策として、分割鍵盤の楽器が一部で用いられた。今…

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