横浜音祭り2013 公式プログラム
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17「横浜シンフォニエッタには未知の可能性があると思っています。ヨーロッパのオーケストラにはそれぞれの伝統があって、独特の持ち味やサウンドがありますが、総じて『器用』という特色はあまり見受けられません。横浜シンフォニエッタに限らず、日本のオーケストラの技術力は高く『器用』であると言えると思います。自分と同世代で構成される横浜シンフォニエッタには抜群の吸収力があります。器用貧乏にならないように注意しながら、この吸収力をもって、世界のオーケストラと肩を並べることができればと思っています。ナントではどのような評価を受けるのかハラハラしましたが、蓋をあけてみれば『フランスのオーケストラよりもフランスのサウンドがする』と言われて、とても嬉しかったです」 横浜シンフォニエッタとは今後も海外での公演を視野に入れていきたいという。また、今年から新たに作曲家・オルガニストでもある鈴木優人を首席客演指揮者に招く。横浜シンフォニエッタの活動に一層の広がりが生まれることは間違いない。ベートーヴェンの交響曲第7番は大切なレパートリー 今回の公演では横浜シンフォニエッタにとって大切なレパートリーが披露される。「上田真樹さんの『あけぼの』という曲は、TOMATOフィルから横浜シンフォニエッタに改名した際に委嘱した作品です。現代の作品ですが、どこか日本的な懐かしさをともなった温かみのある作風で書かれています。ベートーヴェンの交響曲第7番は何度も取り組んできた大切なレパートリー。何度演奏してもまた新たな発見があります。ベートーヴェンの生き様を感じさせるような演奏になればと思っています」横浜シンフォニエッタと息の合った演奏で魅せる ©Shuhei Aritaスイス・ロマンド管弦楽団との演奏で喝采を浴びる山田和樹

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