栗原壱成南 ことこ12/8(月)18:30 TOPPANホール12/9(火)18:30 京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ問 バロックの真珠たち後援会080-4080-0716 https://norikoamano.com/pearls/フレッシュ・アーティスツ from ヨコスカ シリーズ68栗原壱成 & 南 ことこ デュオ・リサイタル12/7(日)14:00 ヨコスカ・ベイサイド・ポケット問 横須賀芸術劇場046-823-9999 https://www.yokosuka-arts.or.jp56「バロックの真珠たち」室内楽団 日本公演日欧の名手たちが拓く古楽演奏の“現在地”Interview栗原壱成(ヴァイオリン)& 南 ことこ(ピアノ)勢いに乗る俊英たちの化学反応を聴く取材・文:長井進之介文:白沢達生 ラ・プティット・バンド、バッハ・コレギウム・ジャパンなど数々の世界的団体を活気づけてきた寺神戸亮(ヴァイオリン)ら、日・欧双方で活躍する名手が集う古楽器集団「バロックの真珠たち」。アムステルダムを拠点とするチェンバロ奏者・天野乃里子の主導で2019年に結成されたこのグループを日本で聴ける日がついに来る。 欧州クラシック界ではもはや不可欠な古楽器演奏を最前線で牽引するL-O.サントス(ヴァイオリン)や秋葉美佳(ヴィオラ)、R.ツィパーリング(チェロ 他)ら実力派勢の他、古楽器で日本のシーンを刺激してやまない新世代・丸山韶(ヴァ 日本を代表する音楽家を輩出し続けている「日本音楽コンクール」。2024年の第93回では栗原壱成がヴァイオリン部門第1位、南ことこがピアノ部門第3位に入賞。高い技術はもちろん、聴く者を魅了する表現力が評価されたふたりによる特別なアンサンブルが、ヨコスカ・ベイサイド・ポケットで聴くことができる。バッハからベートーヴェン、パガニーニ、そしてイザイにヤナーチェクと幅広いレパートリーから組まれたプログラムだ。栗原「私が基本的な部分を作り、最終的に南さんにバランスを整えていただく感じで決めたプログラムです。とくにベートーヴェンのソナタ第1番はオーストリアでレッスンを受けたり、コンクールで演奏したりと思い出深い作品でもあります。 若いベートーヴェンならではのパッション、モーツァルトの影響といったものが融合していて弾くたびに感動しています。 そしてパガニーニやイザイはやはりヴァイオリニストにとっては大切な作品で、ぜひ今回も演奏したいと思いました」南「バッハの作品は最近弾くようになったのですが、実は以前はすこし苦手意識がありました。ただ、今回演奏する『パルティータ第2番』をきっかけにどんどん好きになっていったのです。もイオリン)や角谷朋紀(コントラバス)の参入も頼もしい。文学表現を音で代弁するヴィヴァルディ「四季」とクープラン「リュリ讃」に加え、コレッリの合奏協奏曲を最少人数でどう弾きこなすかも楽しみだ。18世紀流の楽器と奏法での演奏に、絵美里・ファン・バーレンが当時の音楽と不可分なバロック舞踏を披露。バともとラフマニノフの作品がすごく好きでよく取り組んでいたのですが、色々な作品を勉強したいと思っているので、そういった意味でも今回はあえてバッハを選びました」 地元・横須賀出身の栗原は桐朋学園大学のソリスト・ディプロマ・コースに、南は同大学の修士課程にそれぞれ在籍しているが、面識などはあったのだろうか。栗原「ご一緒するのは今回がはじめてですね。お目にかかったのは表彰式の時がはじめてで、そのあと南さんのコンサートを聴かせていただき、音楽に真摯に向き合う姿にすごく感銘を受けました。共演させていただくベートーヴェンやヤナーチェクのソナタでどんな音色を奏でてくださるかとても楽しみです」南「ヤナーチェクはピアノソロでも弾く機会がなかったのですが、チェコの民謡の要素、リズム感がとても新鮮で、演ロック(歪んだ真珠)の複雑な輪郭がどれほど豊かな陰影を宿していたか、改めて実感できる場となりそうだ。奏していて引き込まれるものがあります。またベートーヴェンは先日栗原さんがお越しくださったコンサートでも後期のピアノ・ソナタを演奏して、改めてその素晴らしさを感じているところでした。今回は初期の作品なので、また違った魅力があると思います」 これからの音楽界を牽引していく注目の若手奏者ふたりの共演による多彩なプログラムは、多くの音楽ファンを魅了することであろう。
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