eぶらあぼ 2025.11月号
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藤岡幸夫 ©森口ミツル福井 敬村上敏明笛田博昭 ©Takafumi Ueno左より:南 杏佳/尾城杏奈/ロー磨秀 ©Takafumi Ueno/梅田智也2026.1/8(木)19:00 東京文化会館問 東京シティ・フィル チケットサービス03-5624-4002 https://www.cityphil.jp12/21(日)15:00 第一生命ホール問 トリトンアーツ・チケットデスク03-3532-5702 https://www.triton-arts.net71創立50周年を彩る声の祝祭ごほうびクラシック 第16回 年末スペシャル ピアノ・オールスターズIVピアノ・パッション 〜4つの個性が描く名曲の世界〜気鋭のピアニストたちが年末に届ける豪華“響宴”文:山田治生文:上田弘子 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の50周年記念特別演奏会として、ニューイヤーコンサート「三大テノールの宴」が1月8日に東京文化会館で開催される。このコンサートでの三大テノールとは、福井敬、村上敏明、笛田博昭の3人。指揮は東京シティ・フィル首席客演指揮者の藤岡幸夫が務める。大ベテランから今が旬の人気者まで、日本を代表するテノールが集うこのコンサートを企画したのは、関西フィルハーモニー管弦楽団の総監督・首席指揮者を兼務する藤岡である。藤岡、福井、村上、笛田の4人  “音楽で心身リフレッシュ”がコンセプトである「ごほうびクラシック」の年末スペシャルとして、シリーズの中でも人気の「ピアノ・オールスターズ」が今年も開催される。今回も国内外のコンクールで実績をあげた気鋭のピアニストが名を連ねる。ピティナ特級グランプリ、ルイスヴィル・レイク・シンフォニー国際入賞の南杏佳。ピティナ特級、IMFパリ国際で優勝の尾城杏奈。 ルーマニア国際優勝、またシンガーソングライターとしても活躍しているロー磨秀。そして、東京音楽コンクール優勝の他、浜松国際では日本人作品最優秀演奏賞の梅田智也。 第1部は「リクエスト曲コーナー」で、各人が選曲した中から投票で選ばれた1~2曲が演奏される。古典派やロマン派王道の名作からポピュラー作品まで、「この人の演奏で、この曲を聴いてみたい!」と選ぶのは悩みそうだが、投票締切は10月31日なのでまだ間に合う。が初めてコンサートに集ったのは2018年6月の「“がんばれ! 関西フィル”コンサートⅢ 三大テノールをむかえて」であった。21年3月にも関西フィルで4人の出演するコンサートが成功を収め、藤岡は東京シティ・フィルでも是非この“三大テノール”のコンサートを開催したいと考えていた。 この日は、《アイーダ》、《リゴレット》、《トスカ》、《トゥーランドット》などヴェル 第2部は「ピアノ・パッション ~ 4つの個性が描く名曲の世界~」。ここでの選曲も、まさにタイトルのとおりの名曲がずらり。パリ国立高等音楽院に留学していたローはフランスの作曲家ドビュッシーの「前奏曲集」より。現在ボストン音楽院で学ぶ南はリスト「スペイン狂詩曲」。エコールノルマル音楽院ディやプッチーニの傑作オペラのテノールのアリアや「カタリ・カタリ」、「ヴォラーレ」、「ウエスト・サイド・ストーリー」の〈マリア〉などお馴染みの名曲がずらりと並ぶ。藤岡は「三人は兄弟のように仲が良くて、トークもあって、めっちゃ楽しいコンサートになります。〈誰も寝てはならぬ〉や〈女心の歌〉は三人で歌いますから」と語る。東京シティ・フィルの50周年を祝う、華やかな声の饗宴が楽しみである。ペルフェクシオヌマン課程在籍の尾城はショパン「アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ」。ウィーン国立音楽大学で研鑚を積んだ梅田はベートーヴェンのピアノ・ソナタ第23番「熱情」。…という、4人の個性とピアニズムが堪能できる。これは良い年の瀬になること間違いなし。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団50周年記念特別演奏会 ニューイヤーコンサート「三大テノールの宴」

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