太田涼平さん36 「食と温泉の国」山形のオーケストラである山形交響楽団。「山響」の愛称で、全国においても強い存在感を示している。2019年に阪哲朗が常任指揮者に就任してからはさらに意欲的なプログラムの公演やさまざまな試みが行われており、常に進化し続けるオーケストラとしてますます注目が集まっている。今回は、そんな最近の山響について、団員目線でのお話を聞いた。ご協力いただいたのは太田涼平さん(トロンボーン首席)、豊田泰子さん(第1ヴァイオリン)、常盤紘生さん(ティンパニ&パーカッション首席)の3名。まずは阪が常任指揮者に就任してからの山響の変化について尋ねた。太田「私が入団した頃は飯森範親さんが音楽監督を務められていて、“パワフルな山響”という印象でした。阪さんに変わってからは、その力強さに華やかさ、歌心が加わり、また新しい魅力が生まれたと感じています」豊田「私はちょうど阪さんに変わってすぐのころに入団しましたので、それまでと比べて…ということが取材・文:長井進之介 写真:編集部できないのですが、以前ある指揮者がゲストでいらした際、“山響はシンフォニーも歌うように弾くのですね”と仰っていました。これはオペラもお得意とされている阪さんの音楽性が団員にも浸透している証拠なのかなと思います」常盤「私はまだ入団して1年と数ヵ月で、山響が初めオーケストラを通してオーケストラを通してYAMAGATAを世界へ!YAMAGATAを世界へ!メンバーが語る山形交響楽団の魅力とこの先への期待
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