eぶらあぼ 2023.7月号
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7/18(火)19:00 武蔵野市民文化会館(小)問 プロアルテムジケ03-3943-6677 https://www.proarte.jpぶらあぼ公式Facebookhttps://www.facebook.com/BravoClassic/7/28(金)19:00 文京シビックホール問 シビックチケット03-5803-1111 https://www.b-academy.jp/hall/ 曲は前半がバッハの無伴奏チェロ組曲第2番より抜粋、メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」。後半がルイ・クレーマーの「バッハ風コラール」、モーツァルトのディヴェルティメント ニ長調 K.136(播博編)、この分野の傑作として名高い廣瀬の「ブルートレイン」、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」(播編)。フルートアンサンブルならではの魅力をたっぷりと味わえるプログラムだ。70夜クラシック Vol.29 仲道郁代(ピアノ) & 萩原麻未(ピアノ)名手2人のアンサンブルが週末の夜を鮮やかに彩る クラシック音楽ファンはもちろん、ビギナーも気軽に楽しめる「夜クラシック」は、文京シビックホールのコンサートシリーズ。世界的に活躍するアーティストたちが充実したプログラムを演奏とトークで楽しく届けてくれ、しかも東京メトロに都営地下鉄、JRのさまざまな駅にアクセス可能という好立地で、仕事帰りにも立ち寄りやすいと大好評だ。 第29回は、これまでのシリーズにも多くの出演を重ね、“顔”ともなっている仲道郁代、そして萩原麻未という大人気ピアニストの共演。さらに注目を集めそうだ。演奏曲はすべてピアノ・デュオ作品。当シリーズの定番曲、ドビュッシーの「月の光」(福田直樹編)で幕が開くと、2台ピアノ作品史上最も人気のある曲のひとつ、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448」が続く。さらに精緻なアンサンブルが織りなす幻想的な雰囲気仲道郁代 ©Kiyotaka Saitoが魅力のラヴェル「ラ・ヴァルス」、ボロディンの歌劇《イーゴリ公》より「ダッタン人の踊り」(中原達彦編)も並び、オペラの舞台を彷彿とさせる色彩豊かなハーモニーと心奪われる旋律の数々を楽しむことができる。ラストを飾る萩原麻未 ©Marco Borggreveビゼー「カルメン幻想曲」(アンダーソン編)も、耳馴染みのある旋律が超絶技巧に彩られた楽曲で、聴く者を魅了することだろう。麗しきピアニストたちの共演が、週末の夜を最高のものにしてくれるはずだ。文:長井進之介文:飯尾洋一廣瀬量平東京フルートアンサンブル・アカデミー 追悼演奏会日本フルート界の巨匠たちを偲ぶ大アンサンブル 武蔵野音楽大学フルート科の指導者を中心に1974年に創設された東京フルートアンサンブル・アカデミーが、5年ぶりの演奏会を開催する。アカデミーを支えたメンバーたち、および日本のフルート・オーケストラ界で大きな役割を果たした作曲家、廣瀬量平への追悼演奏会と銘打ち、特別ゲストに工藤重典、富久田治彦を迎える。青木明と播博がそれぞれ前後半の指揮を務め、清水信貴、中野真理ほか総勢20名以上からなるフルートアンサンブルが、多彩なプログラムを披露する。

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