9/10(日)14:00 第一生命ホール問 トリトンアーツ・チケットデスク03-3532-5702 https://www.triton-arts.net10/7(土)14:00 すみだトリフォニーホール問 新日本フィル・チケットボックス03-5610-3815 https://www.njp.or.jp63ごほうびクラシック 第6回 東京メトロポリタン・ブラス・クインテット金管五重奏の豊かな響きに包まれ、身も心もリフレッシュ! 東京の湾岸部「晴海トリトンスクエア」にある第一生命ホールはいくつかのシリーズ公演を行っているが、その中で注目したいのが「ライフサイクルコンサート」と呼ばれるシリーズ。「子どもといっしょにクラシック」などが開催されているが、このコロナ禍で心も身体も固まってしまったという方に向けて新たに作られたのが「ごほうびクラシック」シリーズだ。9月には第6回の公演が開催され、東京メトロポリタン・ブラス・クインテットが出演する。 コンサートはもちろんのこと、開演前にはヨガの講師が座ったままでできる簡単なストレッチを教えてくれるコーナーがあり、コンサート前にまず身体がリラックス。そして音楽で心も解き放たれる。 毎回多彩な出演者が登場するが、今回は東京都交響楽団、トリトン晴れた海のオーケストラなどで活躍する金管楽器奏者による五重奏。バッハのオルガン小曲集から「平和と歓喜もて、われは今」、ウクライナ民謡(高橋敦編)「夢は窓辺を過ぎて」、そしてすぎやまこういちの名作「ドラゴンクエスト」の音楽から「序曲Ⅺ」「愛の旋律」「大聖堂のある街」などが演奏される。コンサートは1時間ほどの長さである。 このコロナ禍で知らず知らずのうちに我慢したり、頑張り過ぎてしまった自分。時にはその自分に「ごほうび」をあげて、心と身体を大友直人 ©Rowland Kirishimaた後、22日のハーモニーホールふくいでは前日を上回る熱演で聴衆を魅了した。この時点でまだ、プロのオーケストラとの協奏曲演奏の経験は5回に満たなかった。華奢な体格ながら打鍵は合理的、低音の厚みも高音の輝きも申し分なく、大編成のオーケストラに負けない音量を備える一方で、しなやか提供:オクタヴィア・レコード ©武藤 章開放してほしい。そんなスタッフ、アーティストたちの優しい気持ちが溢れているコンサートだ。文:池田卓夫文:片桐卓也中瀬智哉な弾力性を伴ったフレージングには若竹そのもののフレッシュさがある。その9ヵ月後に当たる10月の大友との共演では、さらなる進化をみせるだろう。 コンサートの後半も名曲中の名曲、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。60代半ばに達した名指揮者の熟した解釈に期待しよう。大友直人 & 新日本フィル “新しい風” 名曲コンサート次世代ホープのフレッシュな感性を感じる 新日本フィルハーモニー交響楽団は、指揮者の大友直人と組み、若い才能を発掘&紹介、名曲とともに楽しむ“新しい風”と題したコンサートを10月7日、すみだトリフォニーホールで開催する。大友は東京文化会館音楽監督時代に東京音楽コンクールの体制を刷新、若手の後押しを熱心に進めてきた。今回のソリストは2006年に富山県入善町で生まれ、現在は慶應義塾高校3年に在学中の中瀬智哉。今年が生誕150年&没後80年の作曲家ラフマニノフの代表作、ピアノ協奏曲第2番を弾く。2019年の第73回全日本学生音楽コンクール全国大会ピアノ部門中学校の部で第1位を受賞して頭角を現し、すでに東京の大手音楽事務所(ヒラサ・オフィス)に所属している。 中瀬は23年1月の山田和樹指揮読響北陸公演にもラフマニノフ第2番のソリストとして同行、21日の富山のオーバード・ホールで“故郷に錦”を飾っ
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