eぶらあぼ 2023.7月号
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第6回スーパークラシックアンサンブル 特別演奏会 ライナー・キュッヒル氏を迎えて7/3(月)17:00 大阪/吹田市文化会館 メイシアター131市川市文化振興財団スペシャル弦楽コンサート7/1(土)15:00 市川市文化会館(小)無伴奏ヴァイオリンの夕べ(10夜)古橋綾子(ヴァイオリン)7/7(金)19:00 高崎芸術劇場 音楽ホール7/16(日)14:00 東京オペラシティ リサイタルホール群馬交響楽団のメンバーである傍らソリストとしても活躍し、2012年より「無伴奏ヴァイオリンの夕べ」をコンスタントに開催してきた古橋綾子。東京と高崎で行われるシリーズ10回目は、古橋がこれまで注力してきたイザイの無伴奏ソナタ全6曲と未完のソナタを披露。大ヴァイオリニストがヴィルトゥオーゾらのために捧げた作品群が、無伴奏の分野で腕を磨いてきた古橋の手によって輝くに違いない。7/2(日)14:00 川口リリア メインホール文:桒田 萌東京フィルコンサートマスターの近藤薫を筆頭に、在京オケの楽員を中心としたメンバーと市川市文化振興財団新人演奏家コンクールの受賞者たちが集結。ヴィヴァルディ「四季」の〈夏〉や、モーツァルトの「ディヴェルティメント K.138」、そしてレスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲」やチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」など、さまざまな時代とスタイルを網羅し、若手からベテランまでの面々が弦楽合奏曲の魅力を伝える。関西で活躍する気鋭のアーティストらによる「スーパークラシックアンサンブル」。長年ウィーン・フィルを率いてきたレジェンドであり、日本と縁の深いライナー・キュッヒルをソリスト/コンサートマスターに迎え、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とベートーヴェンの交響曲第7番を披露。未来の音楽界を担う若手たちに、巨匠キュッヒルは何を授け、どんな化学反応を起こすのか、貴重な瞬間を目の当たりにしたい。近藤 薫 ©深堀瑞穂ライナー・キュッヒル1990年7月にオープンしたことにちなみ、毎年7月第1日曜日を「リリアの日」としている川口リリア。今年は気鋭の指揮者・石川征太郎と、全国の医療系大学の学生を中心とした「交響楽団はやぶさ」が、「鎌倉殿の13人」や「青天を衝け」など、歴代のNHK大河ドラマのメインテーマを演奏。後半にはハチャトゥリアンやレスピーギ、マルケスの作品も。オーケストラの鮮やかな色彩感を隈なく堪能できる公演になりそうだ。リリアの日 2023 フルオーケストラの華麗なサウンドで楽しむ映像音楽中部フィルハーモニー交響楽団第88回定期演奏会 北欧シリーズVol.27/15(土)15:00 名古屋/三井住友海上しらかわホール中部フィルが今シーズン行っている北欧シリーズの2回目。リスト作品に影響を受け、鮮やかなサウンドに仕上げられたスヴェンセン「ノルウェー狂詩曲第3番」、北欧作曲家を代表するシベ秋山和慶 ©堀田力丸北川千紗 ©Kei Uesugiリウスの交響曲第3番を。また、2020年の日本音コン覇者・北川千紗が登場し、コンクールで演奏したシベリウスのヴァイオリン協奏曲を披露。当時よりワンランクアップした音色で、秋山和慶のタクトとオーケストラとの競演を果たす。新国立劇場オペラ研修所 試演会 Scenes Recital 20237/29(土)、7/30(日)各日14:00 新国立劇場 中劇場未来のオペラ界を担う若き歌い手が集う新国立劇場オペラ研修所。研鑽を積んでいる14人が、オペラのアリアやアンサンブルなどをオムニバスで披露する。グルック《オルフェオとエウキハラ良尚デイヴィッド・エドワーズリディーチェ》やプーランク《カルメル会修道女の対話》、J.シュトラウスⅡ世《こうもり》など、オペラの魅力がたっぷりつまった選りすぐりの名作・名シーンを上演。指揮のキハラ良尚と、演出を務めるデイヴィッド・エドワーズの下支えも。掲載している公演の最新情報は、それぞれの主催者のホームページなどでご確認ください。石川征太郎月の7

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