eぶらあぼ 2023.5月号
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9/22(金)19:00 大阪/住友生命いずみホール 問 住友生命いずみホールチケットセンター06-6944-1188 https://www.izumihall.jp9/24(日)14:00 紀尾井ホール問 紀尾井ホールウェブチケット webticket@kioi-hall.or.jp https://kioihall.jp6/2(金)発売すみだクラシックへの扉 第15回6/9(金)、6/10(土)各日14:00 すみだトリフォニーホール問 新日本フィル・チケットボックス03-5610-3815 https://www.njp.or.jp61デリック・イノウエ ©satoru mitsutaをはじめ日本のオーケストラとの共演も多い。セイジ・オザワ松本フェスティバルにも招かれ、《ジャンニ・スキッキ》他を指揮している。今回はメンデルスゾーンの劇音楽「夏の夜の夢」序曲 、モーツァルトの交響曲第36番「リンツ」、マリア・ドゥエニャス ©Xenie Zasetskayaだ。22年にムターとブラームスの二重協奏曲を録音。今秋にはチェコ・フィルの日本公演にソリストとして帯同する。1696年製「ロード・アイレスフォード」を使用。そしてピアノ共演は江口玲。 キムはベートーヴェンの「春」の第1キム・スーヤン ©Sophie Williamsパブロ・フェランデス ©Kristian Schuller藤木大地 ©hiromasaパッヘルベルの「カノン」といったオーケストラ曲も合わせて演奏される。 カウンターテナーの澄んだ歌とオーケストラの潤い豊かなサウンドが、バロック音楽とウィーン古典派の優美な世界へ誘う。江口 玲 ©kunihisa kobayashi楽章を、ドゥエニャスはラヴェルの「ツィガーヌ」を披露。トリオの演奏も何曲かあるが、最大の聴きものは、4人全員によるコルンゴルトの「2つのヴァイオリン、チェロ、左手ピアノのための組曲」から第2、3楽章に違いない。文:飯尾洋一文:山田治生デリック・イノウエ(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団清澄な歌声で愉しむ18世紀の大ヒット・オペラアリア 新日本フィルの第15回「すみだクラシックへの扉」のテーマは「美しきバロックオペラの世界」。日本を代表するカウンターテナーとして八面六臂の活躍をくりひろげる藤木大地が、ヘンデル、グルック、モーツァルトの名曲を歌う。ヘンデルのメロディメーカーとしての才が発揮された歌劇《セルセ》の〈オンブラ・マイ・フ〉、《リナルド》の〈涙の流れるままに〉や、グルックの歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》の〈エウリディーチェを失って〉、モーツァルトの歌劇《フィガロの結婚》の〈恋とはどんなものかしら〉など、名曲中の名曲がずらりと並び、さながら18世紀ベストヒット集といった趣だ。藤木の透明感のある声をたっぷりと味わうことができるだろう。 指揮はカナダ生まれの実力者、デリック・イノウエ。ニューヨークのメトロポリタン・オペラをはじめ、世界各地の歌劇場で指揮を務めたほか、新日本フィルストラディヴァリウス・コンサート 2023欧州で活躍する俊英が響かせる銘器の調べ ストラディヴァリウスの調べを満喫する「ストラディヴァリウス・コンサート」。今年は、ヴァイオリンのキム・スーヤン、マリア・ドゥエニャス、チェロのパブロ・フェランデスと俊英3人が登場し、それぞれ日本音楽財団から貸与されているストラディヴァリウスの銘器を奏でる。 ドイツ生まれのキム・スーヤンは、2009年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで第4位に入賞。18年にベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席コンサートマスターに就任し、19年から21年までアルテミス・カルテットのメンバーとして活動した。1702年製「ロード・ニューランズ」を使用。ドゥエニャスはスペインのグラナダに生まれ、ウィーン私立音楽芸術大学でボリス・クシュニールに師事している。21年ユーディ・メニューイン国際コンクール優勝。1710年製「カンポセリーチェ」を弾く。マドリード出身のフェランデスは、アンネ=ゾフィー・ムター財団の奨学生として研鑽を積ん

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