eぶらあぼ 2023.5月号
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1305/9(火)10:45 15:30 19:00 フィリアホールデビュー 70周年記念深沢亮子 ピアノリサイタル 20235/27(土)14:00 東京文化会館(小)ティモシー・カーター(クラリネット) &大島直子(ピアノ) デュオ・リサイタル5/19(金)19:00 きゅりあん(品川区立総合区民会館)(小)文:桒田 萌フルート高木綾子、ピアノ須関裕子がランチタイムのひとときを音楽で彩る。山田耕筰「この道」の主題による変奏曲や、自身もフルートの名手であったF.ドップラーの「ハンガリー田園須関裕子幻想曲」、そしてクラシックの演奏家にとっても欠かせないレパートリーとなったピアソラによる「タンゴ・エチュード」より第3番など、ルーツの異なる音楽を幅広くセレクト。須関の独奏によるショパンの「英雄ポロネーズ」も。レ・クロッシュ リサイタル~ピアノ&チェロの夢の世界~飯野明日香(ピアノ)エラールの旅 第3回 エラールという楽器5/20(土)14:00 サントリーホール ブルーローズ(小)東京藝術大学を卒業後、パリ国立高等音楽院で学び、バロックから現代音楽まで幅広い鍵盤楽器のレパートリーを持つ飯野明日香。サントリーホールが所蔵している1867年製エラールを使用する「エラールの旅」シリーズは、今回で3回目。エラールから刺激を受けたベートーヴェンやリスト、ラヴェルはもちろん、一柳慧や西村朗、糀場富美子、鷹羽弘晃といった邦人作曲家の作品も。ピアノという神器のための作品を、19世紀の音色で味わう。5/4(木・祝)14:00 東京オペラシティ リサイタルホール共に幼少期に渡仏、パリ高等音楽院他で学んだ、ピアノ宇宿真紀子とチェロ宇宿直彰による姉弟デュオ「レ・クロッシュ」。長きにわたってクラシックの魅力が詰まった名曲を多く届けてき左:宇宿直彰 右:宇宿真紀子た。今年はバッハの無伴奏組曲第4番や、サン=サーンスの「白鳥」、ベートーヴェンのソナタ第3番、フォーレの「エレジー」など、チェロの聴きどころを押さえた作品をピックアップ。ゲストにはピアニストの伊東晶子を迎える。ランチタイム・コンサート 高木綾子&須関裕子 フルートとピアノの調べ5/17(水)11:30 静岡音楽館AOI高木綾子 ©FUMI1938年生まれ、長らくクラシックピアノ界を牽引してきたレジェンド、深沢亮子が今年デビュー70周年を迎える。今回の記念リサイタルでは、ヴァイオリン瀬川祥子、ヴィオラ安達真理、チェロ笹沼樹、コントラバス大槻健といった実力派をゲストに迎え、室内楽の名曲にクローズアップ。フンメルのピアノ五重奏曲とシューベルトの「鱒」で、円熟のピアニズムが導く調和のとれたアンサンブルを楽しみたい。ピアノ梯剛之、ヴァイオリン松本紘佳、ヴィオラ澤和樹、チェロのドミトリー・フェイギン、コントラバス西澤誠治など、それぞれの分野やステージで目を見張る活躍を見せる名手らが集結し澤 和樹「饗宴」を繰り広げる。シューベルトのピアノ五重奏曲「鱒」のほか、ピアノやヴァイオリン、チェロなど、その音色の魅力を打ち出すソロやデュオで、作品を書いた作曲家もご満悦の卓越したヴィルトゥオージティを目の当たりにできるだろう。親子向け公演もあり。アメリカで生まれ育ち、現在は日本を拠点としながら欧州や中国でも活動を展開している生粋の実力派、クラリネット奏者のティモシー・カーター。すでに共演経験のあるピアノ大島直子とデュティモシー・カーター大島直子 ©Kevin Hattオを組み、ブラームスとモーツァルト、ガーシュウィンの作品などを披露する。オリジナル作品のみならず、ヴァイオリンやオーケストラ作品の編曲版も含まれ、中にはティモシー本人が編曲を手がけた作品も。クラリネットという扉を通して、多彩な作品の趣を堪能できる。掲載している公演の最新情報は、それぞれの主催者のホームページなどでご確認ください。梯 剛之©山田 翔Let’s come together! by 愉音 Vol.26 室内楽の魅力 名手たちの饗宴月の5

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