eぶらあぼ 2023.3月号
104/149

SeectiNewReeaseonBooksコンサートギャラリー新譜情報今月の注目公演ぶらPAL海外公演情報l l 101沖澤のどか©読響鈴木優人 ©読響アントワーヌ・タメスティ©Julien Mignot仲道郁代©Kiyotaka Saito角野隼斗©@ogata photoアントネッロ・マナコルダ©Nikolaj Lund小林研一郎 ©読響三浦文彰©Yuji Hori◆気鋭マサトが自作を世界初演 タメスティが叩き、叫ぶ!3/9(木)19:00 サントリーホールS¥7,600 A¥6,600 B¥5,600 C¥4,100 指揮=鈴木優人ヴィオラ=アントワーヌ・タメスティ鈴木優人/読響創立60周年記念委嘱作品      (世界初演)ヴィトマン/ヴィオラ協奏曲(日本初演)シューベルト/交響曲第5番◆コバケンのチャイコフスキー! 名手・仲道郁代が共演!3/17(金)14:00 ミューザ川崎S¥6,000 A¥5,000指揮=小林研一郎 ピアノ=仲道郁代グリーグ/ピアノ協奏曲チャイコフスキー/交響曲第4番◆読響創立60周年秋田公演 松本宗利音×角野隼斗3/26(日)17:30 あきた芸術劇場ミルハスS¥5,000 A¥4,500 学生¥2,000指揮=松本宗利音 ピアノ=角野隼斗ガーシュイン/ピアノ協奏曲 ヘ調ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界から」 他◆鬼才マナコルダのマーラー4/5(水)19:00 サントリーホールS¥8,000 A¥7,000 B¥6,000 C¥4,500 指揮=アントネッロ・マナコルダハイドン/交響曲第49番 「受難」マーラー/交響曲第5番◆小林研一郎が振る「巨人」4/21(金)19:00 サントリーホール4/23(日)14:00 横浜みなとみらいホールS¥8,000 A¥7,000 B¥6,000 C¥4,500 指揮=小林研一郎ヴァイオリン=青木尚佳メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲マーラー/交響曲第1番「巨人」◆沖澤のどか×三浦文彰5/13(土)、14(日)各14:00 東京芸術劇場S¥8,000 A¥6,000 B¥5,000 C¥4,500 指揮=沖澤のどかヴァイオリン=三浦文彰エルガー/ヴァイオリン協奏曲ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲R.シュトラウス/交響詩「死と変容」 3月9日は、八面六臂の活躍をみせる鈴木優人が、読響の創立60周年を記念し、自ら作曲した新作を世界初演する。自作とヴィトマン作品、シューベルトの傑作交響曲を連ね、刺激的な一夜を創出する。ウィーン・フィルなどと共演する現代最高峰のヴィオラ奏者タメスティは、ヴィトマンの協奏曲を日本初演する。楽器を叩くことに始まり、オーケストラの中を歩き回る、弓で空中を切る、叫ぶなど、既成概念を破る奇想天外な作品だ。タメスティによる驚愕のパフォーマンスに、ご期待いただきたい。 3月17日は、エネルギッシュな音楽作りを続けている“炎のマエストロ”小林研一郎が、チャイコフスキー第4番を指揮。力強いサウンドを引き出し、興奮のクライマックスを築く。前半には、日本を代表する名手・仲道郁代がグリーグの名曲で共演。瑞々しいタッチで詩情豊かにメロディを奏で、聴衆を魅了するだろう。 3月26日は、秋田県での読響創立60周年記念公演。新ホール「あきた芸術劇場ミルハス」にて、期待の若手・松本宗利音がドヴォルザーク「新世界」などを指揮する。前半には、幅広い世代から絶大な人気を誇る角野隼斗が、ジャズの要素が多く用いられたガーシュインの協奏曲を弾く。角野による現代の感覚に溢れたビートが、心地よく会場に響くだろう。若き俊英二人による初共演を、お聴き逃しなく。 4月5日は、欧州で注目を浴びる鬼才マナコルダが初登場。マナコルダは、ヴァイオリン奏者として活躍し、アバドと共にマーラー室内管を創設。長らくコンサートマスターを務めた後に指揮者に転身し、今や欧米で引っ張りだこの指揮者だ。オペラではウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、バイエルン国立歌劇場などで活躍し、昨年はベルリン・フィルにもデビューし話題を呼んだ。ハイドン「受難」とマーラー第5番を指揮し、その実力を見せつけるだろう。 4月21日と23日は、同月に83歳を迎える特別客演指揮者の小林研一郎が、マーラー「巨人」で渾身のタクトを振り、客席を熱狂の渦へと誘う。前半には名門ミュンヘン・フィルのコンサートマスターを務める青木尚佳が一時帰国し、メンデルスゾーンの協奏曲で繊細かつダイナミックに、名旋律を奏でる。≪3月〜4月の聴きどころ≫常任指揮者 セバスティアン・ヴァイグレお申込み 読響チケットセンター 0570‒00‒4390(10時〜18時・年中無休)3〜5月公演チケット(1回券)/2023年度の年間会員券、好評発売中!首席客演指揮者 山田和樹指揮者/クリエイティヴ・パートナー鈴木優人

元のページ  ../index.html#104

このブックを見る