eぶらあぼ 2023.2月号
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3/23(木) 東京芸術劇場 コンサートホール【1回目】11:00 ※0歳から入場可 【2回目】14:00 ※4歳から入場可1/21(土)発売問 東京芸術劇場ボックスオフィス0570-010-296 https://www.geigeki.jp3/3(金)19:00 紀尾井ホール問 紀尾井ホールウェブチケット webticket@kioi-hall.or.jp https://kioihall.jp68いった、身体を動かしたくなる楽しい小品が並ぶ。 そしてナビゲーターを務めるまなお姉さん(『こどもちゃれんじ』の“うたのおねえさん”である小川真奈)がコンサートの中盤で、0歳以上では團伊玖磨と山本直純による童謡を、4歳以上作の精神を正統に継ぐ存在だ。そしてメンデルスゾーンの無言歌 op.109とソナタ第2番。ピアノはこれが初共演の鈴木慎崇。アンサンブル・ピアニストとしての信頼も厚い彼のサポートも大きな力となる。未来の巨匠たちの魅力にいちはやく接することができるこの「明日への扉」シリーズだが、S席3000円、そしてA席ならなんと500円という超お得な料金設定もうれしい。売り切れ必至。いますぐチケット・サイトにアクセス!角田鋼亮 ©Hikaru Hoshiでは「エーデルワイス」を歌ってくれる(きっと子どもたちも集中力を取り戻すはず!)。最後にはエキゾチックで大迫力のサン=サーンス《サムソンとデリラ》から〈バッカナール〉が控えているので、大人も満足して楽しく帰路につける公演だ。2022年公演より ©2/FaithCompany文:宮本 明芸劇 & 読響 0才から聴こう!! & 4才から聴こう!! 春休みオーケストラコンサート未就学児から参加可能! オーケストラのサウンドを家族みんなで楽しむ文:小室敬幸 「まだ未就学児だけど、そろそろ子どもや孫に生のオーケストラを聴かせてみたい」……もし、そうお考えだとしたら、「芸劇&読響 春休みオーケストラコンサート」がうってつけだ。昨年の川瀬賢太郎に続き、今年指揮を務める角田鋼亮も今まさに子育て中のイクメンで、最近はEテレの『いないいないばあっ!』にも出演して話題になったばかり。幼い子どもたちにも本格的な音楽を聴かせたいと彼自身が強く思っているに違いない。 2公演あって1回目は0歳以上、2回目は4歳以上となっており、前者は2歳までの保護者膝上での鑑賞は無料と太っ腹だ(保護者1名につき子ども1名まで)。どちらのプログラムでもダンスがテーマとなっているようで、『眠りの森の美女』『くるみ割り人形』『シルヴィア』といったバレエの名曲に加え、老若男女問わず思わずニヤッとしてしまうJ.シュトラウスⅡのポルカ「狩り」やL.アンダーソンの「チキンリール」と紀尾井 明日への扉 第34回 香■■■月 麗■■■(チェロ)日本チェロ界期待の新星、待望のデビュー・リサイタル 注目の若いアーティストたちを紹介して好評の紀尾井ホール「明日への扉」シリーズにチェロの香月麗が登場する。次から次に逸材が現れてまさに群雄割拠の日本チェロ界期待の新星だ。愛知県出身。桐朋学園の高校を経てソリスト・ディプロマ在学中の2017年に日本音楽コンクール優勝。卒業後スイスのローザンヌ高等音楽院に留学し、昨秋からはパリ国立高等音楽院で学んでいる。反田恭平率いるジャパン・ナショナル・オーケストラの一員としても活動する彼女の、これがお待ちかねのデビュー・リサイタル。 曲目はまずドビュッシーとプロコフィエフ(今年が没後70年)のソナタ。香月が師事するグザヴィエ・フィリップはロストロポーヴィチの愛弟子として知られるが、プロコフィエフのソナタはそのロストロポーヴィチに触発されて、彼のために書いた作品。いわば彼女は、創

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