eぶらあぼ 2023.2月号
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埼玉会館ランチタイム・コンサート 第55回 Piano duo SAKAMOTO(坂本彩・坂本リサ ピアノデュオ)2/3(金)12:10 埼玉会館鈴木秀美&若松夏美プロデュース アルテ・デラルコ室内楽シリーズ vol.22/7(火)14:30 19:00 五反田文化センター 音楽ホール2/18(土)15:00 北とぴあ さくらホール2/11(土・祝)15:00 小牧市市民会館文:笹田和人137デュオを始めたのは「それぞれ6歳と4歳のとき」という。2021年に難関で知られるARDミュンヘン国際音楽コンクールのピアノデュオ部門で、日本人デュオとして初めて3位入賞を果た左:坂本 彩 右:坂本リサ ©Ayane Shindoし、聴衆賞も受賞した坂本彩と坂本リサ。姉妹ともに東京藝術大学大学院に学び、ドイツで研鑽を積む。今回は、ラヴェル「ラ・ヴァルス」など2台ピアノからフォーレ「ドリー」の抜粋など4手連弾まで多彩に、姉妹ならではの阿吽の呼吸で魅せる。「アルテ・デラルコ室内楽シリーズ」は、チェリストで指揮者でもある鈴木秀美とヴァイオリンの若松夏美、古楽界をリードしてきた2人の名手がプロデュース。「フルートのある小宇宙(ミクロコスモス)」と銘打っての第2弾は、フルートの菅きよみとヴィオラの成田寛が共演、モーツァルトのフルート四重奏曲(ニ長調、ハ長調)やハイドンのフルート三重奏曲(ニ長調、ト長調、イ長調)、ボッケリーニの弦楽三重奏曲変ロ長調を披露する。フォルテピアノの小倉貴久子がモーツァルト、ベートーヴェン、ショパンと、その時代の楽器で、独特の音色を紡いできたシリーズ「小倉貴久子と巡るクラシックの旅」。その最終回では、シューマンと妻クララに焦点を当てる。小倉がJ.B.シュトライヒャーのフォルテピアノを弾き、ピリオド楽器オーケストラとの共演でシューマン(全曲)とクララ(第1楽章)、各々の協奏曲をはじめ、独奏曲や歌曲、室内楽と多彩に披露する。小倉貴久子と巡るクラシックの旅 Vol.5 シューマニアーナ菅 きよみ若手音楽家の育成のため、ヴァイオリニストの故・岡山潔と服部芳子が立ち上げ、コンサートや研修セミナーを続けている「TAMA音楽フォーラム」。チェロの名匠・河野文昭を核とするステージは「弦楽五重奏の醍醐味」と題して。共演にヴァイオリンの玉井菜採と永峰高志、ヴィオラの佐々木亮と大野かおるという豪華な顔ぶれを迎えて、モーツァルトの第1番変ロ長調とベートーヴェンのハ長調、2つの佳品を弾く。中部フィル首席客演指揮者の飯森範親によるシリーズ「ドイツ初期ロマン派の抒情」。第2回は、シューマンが大河の情景を美しい音画にしたためた交響曲第3番「ライン」をメインに据える。そして、その親友のメンデルスゾーンによる、旋律美と華麗な技巧に彩られたヴァイオリン協奏曲を、期待の俊英・周防亮介の独奏で。さらに、シェイクスピアをドイツ的な幻想美で彩ったウェーバーの歌劇《オベロン》序曲を味わう。大規模な改修工事に伴い、1年余り休館していた狛江エコルマホール。この間、ホールが所有する2台のピアノ(スタインウェイとヤマハ)を、常に演奏可能な状態に保つために託されたの谷 昂登 ©井村重人が桐朋学園大学。これを縁として、リニューアルオープン記念の「ピアノまつり!」を開くことに。外山啓介、谷昂登など同大学の教員や学生らが、独奏曲から連弾、室内楽までピアノを核とする佳品を、約3時間にわたって弾き尽くす。中部フィルハーモニー交響楽団 第85回定期演奏会 KOMAKIシリーズ3 飯森の「ドイツ・ロマンティシズムへのオマージュ」エコルマホール リニューアルオープン記念企画 ピアノまつり!2/25(土)14:00 狛江エコルマホール掲載している公演の最新情報は、それぞれの主催者のホームページなどでご確認ください。外山啓介 ©YUJI HORI河野文昭飯森範親 ©山岸 伸月の2TAMA音楽フォーラム 第14回「弦楽五重奏の醍醐味」2/4(土)15:00 東京/スタジオ・コンチェルティーノ

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