3/18(土)18:00 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール 1/9(月・祝)発売問 渋谷区文化総合センター大和田03-3464-3252 https://www.shibu-cul.jp1/7(土)14:00 めぐろパーシモンホール問 めぐろパーシモンホールチケットセンター03-5701-2904 https://www.persimmon.or.jp73めぐろパーシモンホール開館20周年記念ハンサム四兄弟 故郷凱旋コンサート 4人のバリトンコンサート ハンサムなメロディー2日本を代表するバリトン4人が集まって生じる最高の化学反応 一世を風靡した「三大テノール夢の競演」のバリトン版。そもそも同じ声種ばかりが何人も舞台に並ぶのは珍しく、バリトンだけとなると、さらに稀である。しかも「三大テノール」より1人多く、いざ4人がそろうと化学反応が半端ない。 宮本益光(長男)、与那城敬(次男)、近藤圭(三男)、加耒徹(四男)の4人は、言わずと知れた、日本を代表するバリトンだ。重なるレパートリーも多いが、同じ声種とはいえ、声の色合いも、その運び方も、表現法も、それらの総体としての歌唱の味わいも、それぞれ異なる。一流の歌手が自分を磨きながら修得した、だれにも真似できない個性的かつ魅力あふれる味わい。4人がそれをぶつけ合うのだから、相乗効果もより大きくなる。 また、それぞれがオペラ等に出演し、自分を磨いたうえで集まって、たがいに刺激を与えるから、コンサートを重ねるごとに、より上質な化学反応が得られるようになっている。 第1部はオペラアリア。バリトンの最高峰の声を聴きくらべられる、オペラファンの垂涎の的というべき時間だろう。第2部はバンドネオンとの共演が楽しめ、第3部の加藤昌則編曲の「AROUND THE WORLD」では、世實川 風 ©T.Tairadate 演奏会全体では、オール・ベートーヴェン・プログラムが組まれ、「大フーガ」を、ソリストとしても活躍の著しいヴァイオリニストの林周雅が率いる「林周雅 with Symphony Orchestra」が弦楽合奏版(ワインガルトナー編曲)で弾くほか、ベートーヴェンの最後の弦楽四重左より:与那城 敬、近藤 圭、加耒 徹、宮本益光にも稀なバリトンの四重唱まで楽しめてしまう。その音圧の高さもまた半端ない。そして第4部には〈上を向いて歩こう〉などをwith スペシャルバンドで。 まさに全方位的に高水準で楽しめるコンサートだが、おまけに4人が4人ともハンサムなのだから、なおさらすごい。文:山田治生文:香原斗志林 周雅奏曲である第16番をラ・ノーテカルテット(篠原悠那、林周雅、飯野和英、加藤文枝)が演奏する。とりわけ「大フーガ」は演奏至難な弦楽四重奏作品として知られ、それを若い名手たちがより難しい弦楽アンサンブルという形態でどのように演奏するのかまさに興味津々である。さくらホールコンサート “Don’t Stop The Music”一夜限りの若者たちの祭典2023若き精鋭たちが挑むオール・ベートーヴェン・プロ 2020年11月に、渋谷区文化総合センター大和田の開館10周年を記念して同館のさくらホールで始まった「“Don’t Stop The Music” 一夜限りの若者たちの祭典」。コロナ禍にあっても音楽を止めてはならないという考えから、若い音楽家たちが立ち上がった。 3回目となる2023年3月のコンサートでは、初回から参加しているピアニストの實川風(初回はガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」、第2回はショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番を演奏)が弾き振りに挑む。今回の曲目は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番。實川は、ベートーヴェンを自分のレパートリーの支柱として大切に思っている作曲家だという。彼は、近年、ソロだけでなく様々な室内楽にも積極的に取り組み、音楽の幅を広げている。子どもの頃からオーケストラ作品が好きだった實川だけに、今回初挑戦の指揮+ピアノ独奏に期待したい。
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