eぶらあぼ 2022.12月号
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14312/11(日)14:30 紀尾井ホール12/22(木)14:00 20:00 ウェスタ川越12/13(火)19:00 としま区民センター(小)所沢ミューズ × 音まちコンサート 特別公演福間洸太朗(ピアノ)12/23(金)14:00 所沢市民文化センター ミューズ アークホールクリスマスには、宝石のごときピアノの調べを堪能したい。2003年、弱冠20歳にしてクリーヴランド国際コンクールを制し、国内外で活躍を続ける福間洸太朗による“祈り”の名曲集。スクリャービンの「ソナタ第4番」、「24の前奏曲」から第1番~第6番、バッハのコラール「主よ、人の望みの喜びよ」(M.ヘス編)、チャイコフスキー「くるみ割り人形」(M.プレトニョフ編)から3曲ほか、名手から聴衆への音のプレゼントだ。文:笹田和人芥川也寸志の遺志を受け継ぎ、邦人作品の紹介に力を注ぐ「オーケストラ・ニッポニカ」が、設立20周年に。その記念連続演奏会の2回目は、野平一郎指阪田知樹 揮。諸井三郎「交響©HIDEKI NAMAI曲第2番」を軸に、藤家溪子「思い出す ひとびとのしぐさを」、藤倉大「オーケストラのための『トカール・イ・ルチャール』」、糀場富美子「未風化の7つの横顔~ピアノとオーケストラのために」(ピアノ:阪田知樹)と、多彩なサウンドを紡ぐ。ウェスタ川越がおくる、昼夜2つのクリスマスコンサート。14時からは太田弦指揮の東京交響楽団、ピアノの奥田弦が登場し、クリスマスソングや、聖夜を舞台にしたチャイコ奥田 弦フスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」から〈花のワルツ〉ほか名曲を、わかりやすいトーク付で披露する。20時からは、“即興王子”の異名をとる、奥田によるジャズナイト。仲間とともに、愉しい夜を謳歌する。祝祭の夜 サティとフランス六人組12/8(木)19:00 東京/王子ホール12/15(木)19:00 大阪/ザ・フェニックスホール12/22(木)19:00 沖縄/パレット市民劇場第一次大戦後、1920年代のパリでは、美術や舞踊、演劇、建築など、すべての芸術が“爆発”した。その興奮の中へ飛び込み、エスプリに満ちた数々の作品を生み出したのが、音楽界の鬼才エリック・サティと、彼に影響を受けた若い音楽家グループ「六人組」。ソプラノの奈良ゆみが、八木清市の演出を得て、ピアノの寺嶋陸也(東京・大阪公演)、渡具知愛(沖縄公演)とともに、諧謔と笑いに溢れた、祝祭の日々の再現を目指す。オーケストラ・ニッポニカ 設立20周年記念連続演奏会Ⅱ~第41回演奏会ウェスタ川越 クリスマスコンサート2022奈良ゆみ ©Brigitte Enguerand野平一郎 ©Yoko Shimazaki太田 弦 ©ai ueda東京藝大・大学院からイタリアに学び、貴重な日本人カウンターテナーとして独創的な活動を展開する村松稔之。今回は、ロッシーニ《タンクレーディ》より〈この胸の高鳴りに〉、團伊玖磨「5つの断章」などクラシックの名曲(ピアノ:江上菜々子)から、1944年のヒット曲〈Have Yourself A Merry Little Christmas〉や武満徹〈死んだ男の残したものは〉ほか、様々なジャンルの佳品(ジャズピアノ:高田ひろ子)まで歌い尽くす。Hiroshima Happy New Ear 29 毛利文香 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル12/10(土)15:00 広島/JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場日本を代表する作曲家・細川俊夫が、音楽監督と案内を務めるシリーズ。今回は、ヴァイオリンの新星、毛利文香が登場する。2012年にソウル国際音楽コンクールを制したのを皮切りに、数々の登竜門で入賞を重ね、ケルン音大で研鑽を積む一方、国内外でソリストとして活躍中。今回は、バッハの第3番とバルトーク、2つのソナタを大枠に、細川の「エクスタシス」とベリオの「セクエンツァⅧ」を配した、無伴奏の海へ漕ぎ出す。村松稔之(カウンターテナー)掲載している公演の最新情報は、それぞれの主催者のホームページなどでご確認ください。©T.Shimmura月の12

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